『オーバーウォッチ2』今後のロードマップ公開：S5ではオンファイアやサマーゲームが復活 / 大型PvE「ヒーロー任務」廃止、PvEはシーズンコンテンツの「ストーリー・ミッション」のみに

本日2023年5月17日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2（オーバーウォッチ2 ）』の今後のシーズンロードマップを公開。シーズン5、シーズン6でリリース予定のコンテンツ詳細が発表されたほか、シーズン7以降の追加コンテンツについても触れられています。

また、それらの発表と合わせて、大型PvEモード「ヒーロー任務」の実装廃止、PvEはシーズンコンテンツ「ストーリー任務」のみ実装されると発表されています。

オーバーウォッチ2：シーズン5以降のロードマップ

• シーズン5
  • 「クエストウォッチ」（新期間限定イベント）
  • 「Mischief & Magic」
  • 新作シネマティック
  • サマー・ゲーム
  • 5v5 ミニライバル・シーズン
  • オン・ファイアシステム復活
  • クリエイター・ワークショップ・モード
• シーズン6
  • ストーリー任務（PvE）
  • 新サポートヒーロー
  • フラッシュポイント（新PvPルール）
  • ヒーローマスター任務
  • 射撃場
  • プレイヤーやり込みシステム
  • 「オーバーウォッチ」アニバーサリー
  • その他コンテンツ
• シーズン7以降
  • 新タンクヒーロー
  • 新コラボレーション・イベント（期間限定）
  • 新コントロール・マップ
  • 新ウィンター・イベント
  • 新ヒーロー・マスター任務（マルチプレイヤー）
  • ロードホッグのリワーク
  • 人気ゲーム・モードの復活
  • 新作シネマティック
  • ストーリーアーカイブ
  • ソンブラのリワーク

PvEはストーリー任務のみに、ヒーロー任務やスキル・ツリーは削除

シーズン6での実装が発表されたPvE（ストーリー任務）ですが、オーバーウォッチ2のPvEモードとして初お披露目（Blizzcon 2019）されたPvEとは、異なる形での実装になると発表。具体的な違いについては、シーズンコンテンツとしての追加や、ヒーロー任務の要素であるタレント・ツリー（スキル・ツリー）の非実装などが挙げられます。

ヒーロー任務は、リプレイ性の高い大規模なPvEモードとして構想されていましたが、シーズンコンテンツ「ストーリー任務」としてのリリースが発表されたことから、無印時代の「アーカイブ」に近いゲームモードとなりそうです。

これら要素の削除理由については、以下のように説明しています。

2019年に「オーバーウォッチ 2」が初めて発表された際は、「ストーリー任務」と「ヒーロー任務」という2つの要素が主軸となっていました。しかし開発チームは、ライブゲームのリソースを圧迫することを避けるため、「ヒーロー任務」の開発を断念するという決断を下しました。」

なお、スキル・ツリーでの解放が予定されていたユニークなアビリティの数々については、PvPや将来のイベントなどで実装する可能性が示唆されています。

今回の発表について、エグゼクティブ プロデューサーJared Neuss氏は「タレント・ツリーの削除という決断は簡単なものではなかった。もちろん、多くのプレイヤーがこの発表にフラストレーションを感じているということは理解しています。しかし、私たちはオーバーウォッチの世界観を愛しており、伝えたい物語がたくさんあります。当初の発表とは異なる方法であっても、これら多くのストーリーを皆さんに伝えられると確信しています。」とコメント。詳細、公式の見解については、今週末（土曜日）にニュースページで公開されるとのこと。

その他発表内容について

その他発表内容については、無印プレイヤーにはなつかしく、新規プレイヤーには新鮮な「オンファイア・システム」や「サマー・ゲーム」、「アニバーサリー」イベントの復活が予告されています。

また、過去開発に寄せられていたフィードバックに応える新要素として「ヒーローマスター任務」の実装も発表。今回の発表は、PvEモードを楽しみにしていたプレイヤーにとって少し残念なものとなっていまいましたが、海外掲示板Redditではさっそく新ヒーローや短編アニメーション、コラボ作品等の考察で盛り上がりを見せています。

Source: Overwatch 2、Dexerto