Electronic ArtsおよびDICEは、『Battlefield 2042(バトルフィールド2042)』のシーズン5「NEW DAWN(ニュー・ドーン)」アップデート内容を記載したパッチノートを公開しました。
現地時間6月7日にスタートするシーズン5では、チェコが舞台の新マップ「リクレイムド」が登場。新武器と新ガジェットがそれぞれ3種登場するほか、分隊管理メニューがより便利になり、ビークルの変更など既存コンテンツにもさまざまな調整が加えられます。
『BF2042』シーズン5「ニュー・ドーン」アップデート
現地時間6月7日に行われるバージョン5.0.0のアップデート完了後から、新マップ「リクレイムド」常設プレイリストが登場。このマップでのコンクエストとブレークスルーがプレイできます。新武器や新ガジェット、バトルパスは、アップデートと同日のシーズン開始タイミングよりアクセス可能になります。
シーズン5「ニュー・ドーン」の新コンテンツの概要は、こちらの記事でもご確認いただけます。
新マップ「リクレイムド」
「リクレイムド」は、チェコ共和国の、自然に還りつつある廃工場施設を舞台にした新マップ。脱線した列車や、遺棄された風力発電タービンや倉庫をくぐり抜け、この山間に隠された秘密を暴き出しましょう。
シーズン5後半では、砂漠マップ「アワーグラス」のリワークも実施予定です。
新武器3種
- XCE Bar(ボルトアクションライフル)
- 高い命中率を誇るボルトアクションライフル。アタッチメントの組み合わせでストッピングパワーを高めたり、取り回しを早くしたり、さまざまな距離感で撃ち合えるようになる
- GEW-46(アサルトライフル)
- 安定性の高いショートバースト射撃が特徴。新マップ「リクレイムド」で体験する、中距離での戦闘に適したアサルトライフル
- BFP.50(ハンドキャノン)
- 近距離で大ダメージを与える新たなサイドアーム。サイズ感や銃声、そしてそのパワーでもって人気武器となることが期待される
新ガジェット3種+RPD-7V2
- 対戦車グレネード
- 爆破の衝撃でビークルに大ダメージを与えるグレネード
- ミニグレネード
- 遠くから投げられる対人グレネードで、爆発するまでの時間も短い
- スプリンググレネード
- S-マインまたはバウンシング・ベティの名で知られる対人地雷の類似品。バネ式で発射され、空中で弾体を爆発させる
- RPG-7V2
- ユーザーからの要望に応え、RPGがBFポータルから「All-Out Warfare」に登場。シーズン5から使用可能になる
シーズン5バトルパス
シーズン5でも100ティアに渡るバトルパスが登場。無料トラックとプレミアムトラックの両方に渡って、シーズン限定の各種外見変更アイテムや、XPブーストなどをアンロックしていくことができます。
さらに、イヤー1パスを所持していたプレイヤーは、シーズン5の最初の2週間で、限定のエピックスキンとXPブーストが獲得できます。
ゲームプレイの品質改善
ヴォルト武器のアタッチメントとユニバーサル外見変更アイテム
シーズン5では、ヴォルト武器のうちアサルトライフルとスナイパーライフルに「All-Out Warfare」用として、M16A3、A-91、M416、MTAR-21、AEK-971、GOLスナイパーマグナム用のアタッチメントを適応。今後のアップデートではさらに多くの武器にアタッチメントサポートを追加していきます。
また、シーズン5ではヴォルト武器用のユニバーサル外見変更アイテム(スキン)を追加。これらのアイテムはBFポータルでもサポートしていく予定です。
ビークルロードアウトの変更
シーズン5では、ビークル各種の戦闘におけるそれぞれの役割を明確にして、対戦中にその行動を予測しやすくします。
変更の対象となるのは主に地上ビークルで、ロードアウトの追加や削除を行っています。たとえば爆発物はすべてのビークルの選択から外され、その代わり、より多くの選択肢がプレイヤーに与えられます。
たとえばLATVリコンは輸送用ビークルでありながら、爆発物で敵の隊列を押し下げる動きが顕著でした。LATVリコンからは爆発物の装備(30mm機関砲、50mm機関砲、40mm グレネードランチャー)はすべて削除され、代わりに対歩兵用の装備が加わります。
その他の変更は、後述のチェンジログに記載されています。
スペシャリストの改善(ドーザーとアイリッシュ)
- ドーザー:シールドの使用感改善
- SOB-8バリスティックシールド使用時、より素早く平行移動、回転、ピッチを行えるようになる
- シールドを装備したままジップラインで移動できるようになる
- ドーザーを使ったチームプレイに応える、2種類の新しいXPイベントを追加
- 今後は弾がシールドに命中した際の弾の拡散と弾道を追加。自身の弾からの影響を低減させる
- アイリッシュ:シュートダウンセンチネルのリワーク
- APS-36シュートダウンセンチネルを調整し、迎撃可能な状態に加え、リチャージ状態とクールダウン時間を追加
- センチネルが最初の迎撃から5秒間、スペシャリストやビークルが追加で放ったフラググレネードや対歩兵ロケット弾などの投射物を検知して落とせるようになる
- 迎撃時間が経過すると、センチネルはリチャージ状態になり、再び迎撃できるようになるまでの7.5秒間、それ以上の投射物を迎撃することができなくなる
- これに合わせてオーディオを改善し、現在迎撃が可能な状態かどうかを示す色サインも追加
分隊管理メニューの改善
分隊管理メニューが、その全体が見やすい独自のメニュー画面となります。分隊長は別の誰かを新しい分隊長に指名したり、各分隊に何人のプレイヤーやフレンドがいるかを容易に確認できるようになります。また、分隊長は自分の分隊に、プレイヤーカードを分隊アイコンとして飾ることもできます。
新たな分隊管理メニューからは、いつでも新しい分隊を作成したり、自分で選んだ既存の分隊に直接参加したりできます。新しい分隊を作成すると短時間の待機時間が挟まれ、その間にフレンドが自分の分隊にマッチメイクできるようにすることで、フレンドとの分隊プレイがやりやすくなっています。
ダメージ表示機能の向上
ダメージ量を表示させる際に、画面の下に出すか、クロスヘアの横に出すか、それとも出さないかをを好みで決められるようになります。
武器の命中率と拡散度の調整
リリース後から数多くのマップをリワークしてきた一方で、このゲームの武器の命中率や弾の拡散度の仕様は、リワーク前のマップ構造に合わせた状態のままとなっていました。これにより、たとえば長距離でも弾の命中率が高すぎるなどの問題がフィードバックとして寄せられていました。
シーズン5では、まず「All-Out Warfare」のアサルトライフル各種と、対応するヴォルト武器のアサルトライフル各種に調整を行っていきます。弾の最大拡散度が平均15~20%増加し、フルオートでは、装弾の半分を撃ったところでその最大拡散度に到達するようになるなど、武器の操作感が変わっていることに気付くでしょう。
スペシャリストのアンロック形式変更
シーズン1から4までに登場した追加のスペシャリストたち、リズ、クロフォード、ゼイン、ブラスコは、今後はXPを稼いでプレイヤーレベルを上げていくだけでアンロックできるようになり、特定の条件を満たす必要はなくなります。
チェンジログ
(仕様変更や調整に関わる部分のみ抜粋。バグやエフェクト、テキストなどの不具合修正は割愛)
全般的な修正とオプション
- 画面酔いしやすいプレイヤーに向けて、アクセシビリティ設定に「スプリント時のカメラの動き」オプションを追加。カメラの揺れを低減させられる
BFポータル
- BFポータルでブレークスルーが利用可能になった。ただしカスタムスクリプトは使用不可
- 各ヴォルト武器に属するアタッチメントがアタッチメントタブに表示されるようになった
- M1A1(バッドカンパニー2)とTiger 1(BF1942)のターレットの速度を調整し、身体のエイムオプション設定から切り離されている点に互角性をもたせた
スペシャリストとガジェット
- ブレークスルーとラッシュで、コントロールエリアが変更された後に、設置型のガジェット類は破壊されるようになった
- 投入ビーコンを、スモークの影響下にあるエリア内でも設置できるようにした
- スローイングナイフはエイムアシストの恩恵を受けるようになり、腰だめ撃ち時に引き寄せたり、スピードを落としたりできるようになった。スナップアシストの恩恵は受けない
- ターレットとシュートダウンセンチネルを破壊した際にダメージを受けなくなった
- グレネード類は他の爆発物で爆発させられないようになった
コンカッショングレネードの変更
すべての斥候兵スペシャリストが、コンカッショングレネードを使用可能になりました。
また、コンカッショングレネードの機能の仕方も変更され、「近距離か遠距離か」、「正面で受けたか側面か」、それぞれの距離と角度判定で爆発したときの効果量が変わります。
- 「近距離」判定が半径6メートルから8メートルに伸長
- 有効な効果範囲は半径12メートルのまま
- 「正面」で効果を受けたと判定される角度が、60度から70度に拡大
- 距離と角度に関する、それぞれの効果継続時間を以下のように変更
- 「近距離」+「正面」:2秒から2.5秒に増加
- 「遠距離」+「正面」:1.5秒から1.75秒に増加
- 「近距離」+「側面」:0.75秒から1.2秒に増加
近接センサー
- 近接センサーの携行数を1個から2個に増加
- 同時に設置しておける近接センサーの数を1個から2個に増加
- 近接センサーのスキャン半径を20メートルから15メートルに短縮し、上記の個数増加とのバランスを調整
ブラスコ
- 傾斜面にブラスコのジャマーがあるとき、その効果範囲が傾かないようになった
- ブラスコのジャマーは、それ自体がスポットから守られることはなくなった
キャスパー
- 敵味方ともに、キャスパーのドローンに乗って空を飛ぶことができなくなった
- キャスパーのドローンでズームした際にサーマルビジョンを追加
ドーザー
- ドーザーのシールドで、医療箱、T-UGS、対戦車地雷、弾薬箱、C5、M18クレイモア、近接センサー、装備箱を破壊できるようになった
ファルック
- ファルックのシレットピストルは、マガジンの全弾がなくなるのを待つのではなく、(ゼインのXM370Aと同じように)予備の弾がない場合の補充をし始めるようになった
アイリッシュ
- アイリッシュの携帯バリケードは、破壊時にプレイヤーにダメージを与えなくなった
サンダンス
- サンダンスのアンチアーマー弾をゲームから削除
- 開発者コメント要約:ビークルプレイヤーにとって、接近してくるのがミサイルなのかアンチアーマー弾なのかの検知ができず、ミサイル接近警告に対応した反応をすることもできないため
ビークル
- LCAAホバークラフトのヨー・エイムの制限を削除し、助手席で360度回転できるようになった
- アクティブ防護システムで(意図した通りに)焼夷手榴弾も阻害できるようになった
- ヘリのスマートロケットは指定のターゲットをロックオンできるようになった
- 空対地ミサイルは無人のビークルをロックオンしなくなったが、ロックオンシーケンス中に敵プレイヤーがビークルから出た場合はロックオンし続ける
- レーダーミサイル系の許容角度を10度から5度に下げた
EBAA ワイルドキャット
- EBAA ワイルドキャットの、デフォルトメイン武器の最小ダメージを9から6に減少
- デフォルトメイン武器のダメージ減衰開始距離が250メートルになった
- 30mm連装対空砲の従来からあるスピードを削除
EBLC-RAM
- EBLC-RAMは装甲ビークル区分となった
ジェット系ビークル
- ジェット系ビークルはロケットポッドの恩恵を受けられるようになった
- ジェット系ビークルのパイロットシートにいる最中、背後を振り返られるようになった
- ジェット系ビークルの30mm砲の弾拡散度を低減
- ジェット系ビークルの30mm砲のオーバーヒートレートを上昇
- 3人称視点カメラをアップデートし、自分の入力により良く、正確に反応するようになった
戦車系ビークル
- スタッフ弾のスマートロックオンを削除。他のすべての弾頭と同じ要領で撃つことになる
- スタッフ弾に、レーザーで指定したすべてのターゲットにロックオンして追加ダメージを与える機能を追加
- 戦車の旋回速度をエイム感度と切り離すオプションを追加
ビークルロードアウトの変更
- LATV4 リコン
- 削除:50mm機関砲、30mm機関砲、40mm グレネードランチャー
- 追加:キャニスターショット、ミニガン(サーマルビジョンつき)、重機関銃(サーマルビジョンつき)、20mm Flak
- LCAA ホバークラフト
- 削除:TOWミサイル
- 追加:ライトマシンガン(サーマルビジョンつき)、ミニガン(サーマルビジョンつき)、重機関銃(サーマルビジョンつき)
- EBAA ワイルドキャット
- 削除:57㎜機関砲、ロケット ウェポンポッド、60mm迫撃砲ポッド、40mm ボレーポッド
- 追加:35mm連装対空砲、ミニガン(サーマルビジョンつき)、重機関銃(サーマルビジョンつき)
- MAV
- 削除:60mm Flak ポッド
- 追加:焼夷グレネードランチャー
- M5C ボルト
- 削除:30mm機関砲
- 移動:修理システムを装備2から装備1へ
- 移動:ミサイルランチャーを装備1から装備2へ
- 追加:50mm砲、焼夷グレネードランチャー、感知パルス
- M1A5、T28、EBLC-RAM
- 追加:ミニガン(サーマルビジョンつき)、重機関銃(サーマルビジョンつき)
- 増加:航空輸送ビークルへの熱感知ミサイルダメージ
武器
- AK24のエイム時移動速度を上昇させ、他のアサルトライフルに合わせるようにした
- 焼夷手榴弾は、武器を切り替えてもダメージを与え続けるようになった
- T4サークル2.5xスコープ越しに視認したとき、敵のネームプレートがわずかに明るく光らないようにした
- MTAR-21の拡張マガジンの最大弾数を50から40に減少
Source: BF2042 Official
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