PS5 Slimが今年中に399ドルで発売か、マイクロソフトが裁判資料で予測

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これまでSONYはPlayStationを発売すると必ず薄型の新型機をリリースしており、発売から2年が経過した「PlayStation 5」のスリム版の噂が出てきても不思議ではないが、まさかのマイクロソフトが、「PlayStation 5 Slim」が今年中にリリースされると予測していることが明らかになった。

PS5 Slimを今年中に399ドルでリリースと予測

先月からアメリカで始まったマイクロソフトと連邦取引委員会（FTC）のアクティビジョン・ブリザード買収を巡る裁判だが、業界内の数々の極秘事項が明らかになるなど、非常に話題にあふれた内容となっている。

その裁判でマイクロソフトが提出した77ページに及ぶドキュメントが一般公開され、マイクロソフトがPlayStation 5 Slimが年末にリリースされると予測していると判明した。

PlayStation likewise sells a less expensive Digital Edition for $399.99, and is
expected to release a PlayStation 5 Slim later this year at the same reduced price.

文章には、「PlayStationは（Xboxと同じように）、低価格版のデジタルエディションを399ドルで販売しており、今年中にPlayStation 5 Slimが同価格でリリースされるだろう」と記されている。

これは裁判中、FTCはマイクロソフトとSONYのコンソール販売競争に焦点を当てており、マイクロソフトは「コンソール販売競争に任天堂も含むべき」という姿勢を取り、マイクロソフトはSONYだけでなく任天堂にも圧倒的に遅れを取っているという姿勢を、裁判官のJacqueline Scott Corley氏に陳情した資料に含まれていた一文だ。

実は昨年の時点で、海外メディアのInsider Gamingが「2023年9月に新型のPS5がリリースされる」と報じており、もしかするとこれがマイクロソフトが記載したPS5 Slimなのかもしれない。

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携帯型PS5は300ドル以下？

公開された資料によると、マイクロソフトは、PlayStation 5の携帯型版である「Project Q」にも言及しており、その価格は300ドル（約43,000円）以下と予想している。Project Qは5月のPlayStation Showcaseで存在こそ明らかにされたものの、現時点では仕様や価格などは一切明らかにされていない。マイクロソフトの資料で先に価格に触れられるのもこの裁判のおもしろい点だ。

気になる裁判の行く末だが、公聴会は終了しておりCorley裁判官の判決待ちとなっている。アメリカ時間の7月18日がマイクロソフトとアクティビジョン・ブリザードの買収手続きの締め切りとなっているため、18日までに判決が出る見込みだ。

なお、これらのPlayStation 5関連の情報はすべてマイクロソフト側から発せられたもので、SONYからの発表は一切ない点には注意してもらいたい。

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Source: courtlistener, The Verge, IGN