Ubisoft(ユービーアイソフト)の『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では、新年早々からサーバー接続エラーが報告されている。
日本だけでなく海外でも同様の障害が確認されており、復旧が待たれる。しかしコミュニティでは長引くエラーやチーター問題に対し、いわゆる「レビューボム」やボイコットを促すアイデアまで出始めており、不穏な雰囲気が漂っている。
『R6S』で新年からサーバーエラーが続く
年末年始から、日本を含めシージの全体的なサーバー不調が報告されている。開発を手がけるUbisoftのサポートスタッフは既にこれを確認しており(英語、日本語)、プレイヤーたちは復旧を待っているところだ。
シージのサーバー状況はこちらのページで確認できる。記事執筆時点では、PC、PlayStation、Xboxの各プラットフォームでサーバーエラーが起きている。
なおUbisoftが手がける他のオンライン向けタイトル(『フォーオナー』や『ディビジョン2』)ではここまでのサーバーエラーは見られず、やはりシージに限った問題のようだ。
インフルエンサーたちはチーターに苦言
サーバーエラーと、チーターの増加を関連づける声もある。元プロでストリーマーのKingGeorgeは、「明らかなチーターたちが言うには、ゲーム内のアンチチートが今オフになっているそうだ。対戦する度にキルレが10あるプレイヤーが複数いるのも納得だ。ランクマッチがプレイできない」と、穏やかではない報告している。
アンチチートに関する真偽は不明だが、チーターの蔓延については元プロでキャスターのPenguもコメント。「チーター問題が手に負えなくなって以来、それが分かってたからシージはプレイしてないよ。多くのスタッフが休暇に入ってることも知っていたから、彼らが1月中旬に戻ってきて仕事を再開して、遅れを取り戻してからシージを再開するって言ったんだ」。
同様にクリエーターのMacie Jayもチーターの増加について触れ、「本当に今すぐBANウェーブをやって欲しいよ。良い週が1つでもあればYouTubeの動画を作れるのに」とコメントしている。
憶測や大喜利、そしてレビューボムの恐れも
XやRedditのシージコミュニティでも、年末年始にかけてのサーバーエラーやチーター増はホットなトピックになっている。しかし続報が無いため、「サーバーが乗っ取られたんだ」といった根拠の無い憶測ばかりが飛び交い、混沌としている。
憶測の中には、Ubisoftが11月に124名のスタッフを解雇した件(Kotaku)とサーバーエラーを関連付け、「切るスタッフを間違えたみたいだな」というコメントも見られる。しかしこれは誤解で、解雇されたのはHybrideという傘下のVFXスタジオと、ITチームのスタッフ。Ubisoftからは「今回の組織再編によるプロダクションチームへの影響はありません」と明言されている。
年初の騒動を、前向きに笑い話にする向きもある。クリエイターのGiDのようにネタ画像を投稿したり、「サーバーの車輪を回してたハムスターが死んだんだな」と大喜利で流そうとするプレイヤーも。
しかし一方では、Steamレビューなどにネガティブなコメントをわざと大量に投稿する「レビューボム」や、ボイコットを起こすアイデアも出始めており、シージ界には新年から不穏な雰囲気が漂う。
もちろん、現時点ではこうした計画が真剣に練られているわけではない。「どんなゲームにもサーバーの不具合はある。3日くらいですぐレビューボムを求めることはない」といった冷静なコメントや、「外に出ろってことだろ(笑)」と茶化すコメントもある。
接続エラーやチーター問題が長引くと、それだけプレイヤーの意見も変わっていく可能性もあるが、現状は様子見するしかなさそうだ。ここからイヤー8シーズン4の後半に入るにあたり、不満を抱くコミュニティメンバーの顔つきが一気に変わるような朗報は得られるだろうか。開発側の次の動きを注視したい。
追記:メンテナンス実施
日本時間1月9日深夜にメンテナンスが告知された。各プラットフォームでのクラッシュを低減させることが目的だが、「現在の接続の不具合への改善も継続して行っていく」とのこと。
Source: Reddit
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コメント
コメント一覧 (11件)
Division2のサーバーステータスは良好でもPC版はどのストアで買おうが関係なくクラッシュ祭り数年目
そしてCS版にこの症状は一切無い
逆では?と思わなくもないが事実