現地時間1月10日、配信プラットフォーマーのTwitch CEOのDan Clancy氏が、Twitchコミュニティと従業員にむけてオフィシャルブログを更新。「持続可能なビジネスを構築するため」として約500人の従業員を解雇したと発表した。
Twitchが3度目の大量解雇を実施
今から10年前にAmazonに買収されたTwitchだが、実は収益を上げるのに苦労している。今後もビジネスを継続していくため、昨年には2回に渡って約435人の従業員を大量レイオフで解雇している。 そして今回のレイオフは全社員の35%におよぶ約500人以上が対象となっている。 合計すると1年で約50%の従業員が削減したことになる。
さらに、Twitchの重役である最高製品責任者、最高顧客責任者、最高コンテンツ責任者が2023年第4四半期に全員退社している。
昨年、Twitchは配信者に約10億ドル(約1,456億円)以上支払ったが、現在のビジネスの規模と将来の成長の保守的な予測に基づいて組織を適切なサイズに調整する必要があると語った
Clancy氏は従業員にむけたメールで、「過去1年間、Twitchがより持続可能なビジネスを構築するために取り組んできた。しかし、これらの努力にも関わらず、我々の組織は今でもビジネスの規模に比べて大きすぎることが明らかになった」と述べている。
Twitchは人件費をカットするだけでなく、来月には韓国での事業を終了するなど利益が上がらない地域からの撤退も決意している。
なお、Twitchの親会社のAmazonも同日にAmazon Prime Video部門とMGMスタジオ部門の大量解雇を実行しており、Twitchの今回の解雇もAmazonの方針によるものと見られている。
2023年はゲーム業界を含むテック業界に大量レイオフの嵐が続いたが、2024年もレイオフは続くと予想されている。
Source: Twitch, TechCrunch
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