別ゲームのように生まれ変わる『オーバーウォッチ2』 シーズン9 影響分析： 活躍しそう・活躍できなそうなヒーローは？ ジャンクラットは大幅弱体化か

ファラのリワークについて

• 一般
  • 体力を200から250に増加
• “ロケット・ランチャー”
  • 射撃間隔を0.85秒から0.80秒に短縮
  • 弾速を35m/秒から40m/秒に増加
  • 自爆ダメージを50%から25%に減少
• “ジェット・ダッシュ”
  • サブ射撃キー対応の新アビリティとして実装
  • キーを入力している方向に対して水平方向に素早くブースト移動を行う
  • クールタイムは8秒
  • 二段ジャンプの入力で発動するオプションも実装
• “ジャンプ・ジェット”
  • 発動時に“ホバー・ジェット”用の燃料リソースを50%獲得する。
    • この時、燃料の最大ストック量を超過しての獲得も可能。
  • 垂直方向へのブースト移動量を20%減少
  • クールタイムを10秒から14秒に増加
• “コンカッシブ・ブラスト”
  • クールタイムを9秒から7秒に短縮
  • 最大30の爆発ダメージを与えるように
  • 効果範囲を最大半径8mから半径6mに縮小
  • 与えるノックバック量を10％減少
• “バレッジ”
  • 発動時に“ホバー・ジェット”用のリソースをフルにする効果を追加
• “ホバー・ジェット”
  • スピードブーストを20%から40%に増加
  • リソースの回復は、接地状態限定で行われるように変更
  • リソース消費なしで落下速度を減少させることが可能に

“ロケット・ランチャー”

射撃レートや弾速が改善され「投射物のサイズ変更」の恩恵も最大値の+0.15mを受けられるなど、取り回しが大幅に向上。自爆ダメージも低下しており、今後増えるであろう比較的近距離での撃ち合いにも強気に参加しやすくなっている。

1発120ダメージなので今後多くのヒーローが分類される250族に対して2確を取れない点は少々痛いが、爆発ダメージを与えること自体は簡単であるため、ジャンクラット程の影響は出ないと予想される。

“ジェット・ダッシュ”

新規アビリティ“ジェット・ダッシュ”は、任意の水平方向にブースト移動を行う新規アビリティ。クールタイムは現在の“ジャンプ・ジェット”よりも短い8秒に設定されており、それなりの頻度で利用可能。素早く敵陣に潜り込む奇襲性の高いヒーローになりそう。

“ジャンプ・ジェット”

“ジャンプ・ジェット”はクールタイムが延長され、飛び上がる高度も低下するなど、既存の性能に関しては弱体化となっている。一方で、新たに“ホバー・ジェット”用のリソースを即時50%獲得する機能を獲得。“ホバー・ジェット”の仕様変更と合わせ、継戦（または撤退）の判断材料として重要なアビリティとなりそうだ。

“コンカッシブ・ブラスト”

“コンカッシブ・ブラスト”は効果範囲やノックバック量が弱体化されているものの、回転率が向上し、爆発ダメージが新たに追加されている。“ロケット・ランチャー”の動作をキャンセルして発動できるため、削り切りの場面でこちらを利用することもあるだろう。仮に倒し切れなくても、ノックバックによって敵サポートの射程外、射線外に飛ばせる可能性も高いという保険が効く点も強力だ。

しかし、このアビリティの運用方法として今後最も重要になるのは、おそらく自身にノックバックを付与することだろう。現在も上手く扱う事で“ジェット・ダッシュ”のような水平方向への移動を補助するアビリティとして活用されていたが、併用が可能となった事で高頻度かつ高速での切り返しが実現する。ただし、新たに追加された爆発ダメージは、自身にも適用される可能性が高い。

“バレッジ”

“バレッジ”は、発動時に“ホバー・ジェット”のリソースを満タンにする効果が追加。その他、性能については据え置きであるため、恩恵を受けられるのはあくまで「発動後に生き残っていれば」の話である。

“ホバー・ジェット”

最後に“ホバー・ジェット”は、利用時のスピードブーストが20%増加。“ジェット・ダッシュ”と併用し、中空をスピーディーに飛び回ることが可能に。しかし、リソースの自動回復が「地上にいる時限定」に変更されているため、ふわふわと滞空しながら“ロケット・ランチャー”を撃ち続けるといった運用はできなくなっている。

新生ファラ総評

総じて、基本的な調整方針としては、昨年10月の時点で目標とされていた「現在よりも水平方向で魅力的な性能」を実現したものとなっている。

これまでの空から別射線を維持しつつ攻撃するスタイルから一転、メリハリのある動きで敵をかく乱し、高い火力を発揮するヒーローとして活躍してくれそうだ。

Source: Overwatch