ゲームジャーナリストのジェフ・キーリー氏が、『Titanfall(タイタンフォール)』の開発秘話をデジタルブック「THE FINAL HOURS OF TITANFALL™ (タイタンフォール開発秘話)」を発行。そこに綴られた内容から、『Titanfall』がPS4で発売されなかった真相の一端が語られています。
当時、開発元のRespawn EntertainmentがPS4版の開発を視野に入れた上でSonyにPS4のスペックを尋ねたところ、Sonyは検討は時期尚早としてスペックの数字を公開せず、携帯ゲーム機(PS Vita)での開発でなら可能であるとの返答をしたそうです。
マイクロソフトが『Titanfall』の排他的リリースのために投資を行ったという話もありますが、キーリー氏によるとPS4の情報が無かったことと、Respawn側のリソース不足がXbox Oneでの排他的リリースの決め手だったとのことです。
この話を聞く限り以前お伝えした噂とは少し様子が異なります。本体の売上数の差などを見ると確かにEAは後悔しているかもしれませんが、排他的リリースが行われた一因はSony自身にあったとも考えられます。
いずれにせよ多くのユーザーにとって、PS4でのリリースが行われなかったのは残念な結果だと思われます。
この開発秘話が語られた「Final Hours of Titanfall」では、この他にもRespawn Entertainmentが産まれた歴史や『Titanfall』開発のプロセス、開発の障害であり続けた訴訟問題などが綴られており、華やかなストーリーだけでは語れない、ヒット作ができるまでの苦悩が収められていいます。
The Final Hours of Titanfall 概要
新規一大ビデオゲームシリーズを立ち上げるに当たって、タイタンフォールのクリエイター陣は、ゼロから創り上げるという挑戦だけでなく、数10億ドルの訴訟や、職場の人間関係や創造的な苦悩といった頭の痛い問題にも立ち向かう必要があった。
過去4年間に渡って、ビデオゲームジャーナリストのジェフ・キーリーが書き記したRespawn Entertainmentのインサイドストーリー。彼のみが知り得た内情を25,000ワードのデジタルブックで力強く描写する。 独占アートワーク、未公開ビデオ、80人以上の関係者との率直なインタビュー、さらに Respawnでの開発の紆余曲折についての幾多もの新事実を網羅。The Final Hours of Titanfall は2014年最大級のゲーム製作の裏側を描いた決定版クロニクルだ。
- タイタンフォールの開発初期バージョンからの未公開ビデオ。 ゲームの進化を目撃しろ。
- タイタンフォール以前にチームが検討した没コンセプトを詳細に描いた、Respawn初期の独占コンセプトアート。
- 開発を通じてタイタンフォールのゲームプレイがどのように変化し進化したのかを詳述。
- アートチームは旧モデルをどのように「改修」して24フィートの巨人を創り上げたのか。
「The Final Hours of Titanfall」はiPad、Origin、Steamなどで購入可能で、価格は200円もしくは1.99 USDです。
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Source:EMG Now
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コメント
コメント一覧 (7件)
コメント欄を見るとMSに不満を持っている人が居るようですが、独占に関してはEAも大きく関わっているのでは?
今回の記事ではそれに加えてソニーも当初はリスポーンに好意的では無かった、という内容な訳で。。。
特定のハードメーカーに対してのネガティブなニュースなので、対立するハードメーカーに矛先が向くのは仕方の無い事かもしれませんが、
ユーザー間でこういうことが起こるのであれば、確かに独占などせずに、PS4でも出していた方が良かったのかもしれませんね。
後付け感がすごい
同意
後付けだろ。今さら言い訳すんな。見苦しい。
情報なくてもPC、箱1で開発してたならスペック的にもPS4で出そうと思えば出せたはず。MSと契約したから出せないだけだろwww
SONYがクラウドを用意できなかったって前書いてたのになぁ
なんでSony情報教えなかったんや お蔭で皆損してるじゃないか…
Respawn社及びTitanfallはそれこそ波瀾の中で生まれた奇跡だから映画化を希望したい
起訴されていてMSと独占契約を結ぶ事をちらつかせてる会社に今まで隠してきたPS4の情報を教えるとか正気の沙汰じゃない。
msに情報が流れるのを恐れたんだろうね