莫大な予算と人材が投入される世界最大規模のタイトルとなった『Call of Duty』フランチャイズですが、The Guardianのキース・スチュアート氏がインディーズゲームの開発者たちに「続編を作るとしたらどのようにしたいか」をインタビューしています。
氏は以下のようにCoDに対する不満をぶちあげ、この停滞を打ち砕くアイデアが欲しい模様。
「CoDって毎年同じだろ?アメリカが核とかウイルスで攻撃されて、屈強な兵士になって色んなモノ撃ちながら世界中を旅して、最終的にはテロリストのリーダーを捕まえるんだけどそいつには複雑な裏事情があって、でもとりあえず首を刺して、あとはマルチプレイヤーの文句言いなが6ヶ月過ごす。」
インディーデベロッパー達から、枠組みに囚われない独創的なアイデアが数多く寄せられています。以下Choke Pointより一部抜粋。
Mike Bithell(代表作『Thomas Was Alone』『Volume』)
戦争に巻き込まれた、非武装の市民の視点から描いた一人称戦争ゲームにするだろう。家族を守りながら、両方の勢力から逃げるんだ。興味深いし、これまで描かれてこなかった視点だ。
Ricky Haggett(代表作『Hohokum』)
もうすぐ第一次大戦から百年という節目なので、第一次世界大戦の北フランスの塹壕にシリーズを回帰させる。戦闘の合間の生活をメインにするよ。ちゃんとしたお茶を入れたり、射撃訓練にネズミを使ったり、ロウソクで毛布のシラミを焼いたり、カード遊びをしたり、故郷に手紙を書いたり・・・それも全て凄まじい砲撃の最中にね(揺れるカメラや耳をつんざくようなオーデオ・デザインが満載だ)。
各ステージの最後には、主人公と戦友たちが塹壕のハシゴを登って敵に突撃し、全てが真っ白にフェードしていって、次のステージが始まる。すると、戦友の何人かはいなくなっているんだ。
Bennett Foddy(代表作『Girp』『Qwop』)
ゲームの冒頭でプレーヤーは、仕事場まで車を走らせてサーバー室に座り、画面を見ながらボタンを押してドローンに命令を出すんだ。敵の軍人や軍事施設を破壊するたびに10000ポイント入手できるが、市民を誤爆すると1ポイント惹かれてしまうので注意が必要だ。
Ian Bogost(代表作『Cow Clicker』『Simony』)
『Call of Duty: Fallen』だ。プレーヤーは、ペロポンネソス戦争から現代の無人ドローン戦争に至るまでの人類の歴史における様々な戦争を網羅した見せ場の連続を通して、戦闘で負傷、もしくは障害を負った兵士となる。その全てで、兵士は苦しみ抜いた後に死を迎えることになる――シナリオごとに毎回違う形でね。兵士の最終的な務めは、解放でも防御でもなく、殺しですらなく、死ぬことであり、このゲームはその本質だけを掘り下げたものになる。
すべての回答はChoke Pointでご覧ください。
Choke Point | インディ・デベロッパーに聞く―『Call of Duty』を作るとしたらどんなゲームに?
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コメント
コメント一覧 (6件)
普通に面白そうじゃん(Qwopの人以外)
QWOPの人パナイ
どれも体験型の映画としてならやってみたいものばかりだけど
マルチプレイヤーはどうなるんだろう?
Bennett Foddy氏のならRTSとしていけそう
面白い発想が多いな
QWOPのBennett Foddyにはワロタ
QWOPの人やばいな