つい2日ほど前に、2014年秋としてた発売日を2015年初頭へと変更した『Battlefield Hardline (バトルフィールド ハードライン』ですが、先日行われたパブリッシャーのエレクトロニック・アーツの収支報告で毎年BFの新タイトルをリリースする必要がないとの旨の発言を行いました。
<以下GameFrontのシニアエディター Phil Hornshaw氏の記事より>
リリース日よりも品質優先
恒例となったBFシリーズの年刊リリースを変えてしまうのではないか?という質問に対して、EAの副社長であるパトリック氏は『BFH』の発売日延期が将来のBFシリーズのリリースに影響するとは考えておらず、その理由を「毎年リリースを行う必要は無い」と考えているからだとしている。
パトリック氏:
“BFシリーズに関して言えば、重要なのは正しい製品を正しい時期にリリースすることだ。それは毎年BFシリーズを発売するという意味だろうか?確かにそれが該当する年もあるだろうが、該当しない年もあるだろう。毎年BFシリーズをリリースする必要はない。今回の場合は品質を最優先とする選択をし、最終的にはそれが我々を成功に導いてくれると考えている。”
今年の10月にリリース予定だった『BFH』を2015年に延期すると発表したEAだが、開発元のViceral Gamesによるとその大きな理由はクローズドβテストのフィードバックだとしている。同様にEAのパトリック氏も開発者達が『BFH』を完成させるために、警察と犯罪者の世界を描くなどの要素で更に良いものが必要だと考えたためとしている。
延期の正当性
EAによると、『BFH』の発売日の延期はより強い製品の開発を可能にし、今期のデジタル売上の増加もあいまって、2015年を通した『BFH』のリリース後の売上もとても強力なものになるとしており、毎年恒例のリリースを犠牲にしてでも延期することに正当性があるとしている。
正直なところ、EAが今回、シリーズ新作の年刊リリース以外の道を模索しているのは評価できる。『Titanfall』のようにリリースに間に合うよう急いで完成させたような印象の、開発者やパブリッシャー自身が「準備できていない」と思っているゲームを世に出さないのは、過去の過ちと今期の良い結果から学んでいると感じさせてくれる。
『BFH』の延期は、10月に新作リリースが集まったために時期を1ヶ月ずらしたと思われる『Dragon Age: Inquisition』とは異なった、有意義な理由による延長だと思われ、それは次のβテストで明らかになるだろう。
EAは、常に彼らのビジネスが" ヒット作に頼るもの "だとしており、大きなリリースを毎年行うことは利益を継続させ、それは株主を満足させるキーとなる。
しかし無理矢理なリリースはパブリッシャーに利益をもたらすことはないだろう。その事は『Mass Effect 3』、『Medal of Honor Warfighter』、『Titanfall』で証明されており、ゲームが素晴らしいものとなるように開発期間をしっかりと取るのがベスト、という事にEAが気付き始めたのかもしれない。
今期はワールドカップが行われFIFAによって大きな利益をあげたEAだが、このような棚ボタ的な利益を毎回必要としない体制であることを願っている。
Source:Game Front
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コメント
コメント一覧 (7件)
最優先の『最』が『再』になってませんか?
おっちょこちょいなライター達でやってます^^; ありがとう!
既存のタイトルがバグだらけで「完成」してもないのに次作とかふざけてるわ
デバッグちゃんとして出すようにしてから品質どうのって言ってくれますかね
糞ローンチだけは勘弁だからなぁ
cod「せやな」
別にBFシリーズの年刊リリースを変えても、プレイヤーからしたらどうでもいい事だよ。
BFに関しては制作期間に今の倍以上費やしてもらってかまわないし、つなぎとしてDLCを出していくなら大歓迎