以前お伝えした『BATTLEFIELD 4(バトルフィールド 4)』の酷かったローンチを巡って複数の出資者がEAを訴えている問題で、訴訟が棄却されたことが判明しました。
集団訴訟へ
訴えでは、『BF4』のリリースで高まる期待から価値が上昇したEA株(約500万ドル分)を、特定の幹部社員が売却して利益を得ていた点と、多くのバグと問題を抱えているのにも関わらず、EAがその事実を考慮せずに説明を行い、大成功になると出資者達をミスリードした点が触れられていました。
詳細記事:BATTLEFIELD 4 : EAに対する集団訴訟の訴えが提出される
結果、『Battlefield』のブランド名は傷ついたものの、売上は上々。EA株のパフォーマンスもビデオゲーム業界の中では比較的好調な部類に数えられる形となりました。
棄却理由
裁判所が出した棄却の理由を要約すると、EAは出資者に対して嘘をついてミスリードしたのではなく、BF4に関してとても楽観的なだけだったという結果になっています。
EA自身はすでにローンチが酷かった事を認めており、開発元のDICEは失った信用を行動で取り戻すと発言、新作のBFシリーズ『BFH』を開発中のVisceral Gamesは本作が「ローンチ時にきちんと動く」と明言しています。
今回の“酷いローンチ訴訟”は棄却されたものの、海外サイトでは「確かに彼らは投資家へあからさまな嘘はついていない。しかしゲーマーには嘘をついた。」との厳しい声もあり、これからの新作ローンチ時には、ゲーマーからも出資者からもより厳しい目が向けられる事となりそうです。
2015年初頭に発売予定の最新作『Battlefield Hardline』では、その疑念を振り払うような質の高いローンチが期待されます。
タイトル | バトルフィールド 4 [記事一覧] |
---|---|
発売日 | 2013年11月7日 |
DLC | China Rising, Second Assault, Naval Strike, Dragon’s Teeth, Final Stand |
開発/販売 | DICE / Electronic Arts |
Amazon | PS4, PS3, Xbox One, Xbox 360, PC, Origin | 公式サイト | EA公式サイト |
Source: BF4 Central
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (3件)
まあBF4のローンチが酷かったのは紛れもない事実だけど、新作が出る間が1年は短すぎる。
個人的には違う所が作るのであっても2年に1回のペースにしないと、制作側も余裕をもってゲームを作れないし、忙しい社会人や学生だってその作品を堪能する前に新作やらDLCがきたらやる気はなくなるわ。
今回の経験を生かしてゲームバランスよりももっと根本的な部分が改善されるといいね。
ハードラインって3年前から開発してんじゃなかったっけ
BF4とBFHにかけた人員や時間を私は知らないからあーだこーだと言える立場じゃないけど、今作のBFHの作った所が、次回作を作るのにBFHのように時間と人員をかけられるのかが不安なんだ。
CODだって少し前までは2社で交互にやっていっても時間が足りないと言っていたから3社で回すようにした。言い方は悪いけどBFの方がグラフィック・広大なマップ・多彩な武器/兵器をCODよりも提供するんだからその分制作する時間が多くなる。それなのに1年ペース且つDLCや他のゲームを作っているんだからパンクするかもしれない。
だったら制作期間を根本的に見直してほしいと思っただけです。