キッチンから世界へ。
Libalent Vertexの劇的勝利で終わった『CoD:WWII』の国内プロゲーミングチーム6組が激突する「コール オブ デューティ ワールドウォーII プロ対抗戦」グランドファイナル。見事優勝したLibalentにインタビューを行いました。
優勝チーム:Libalent Vertex
― グランドファイナルを終えての感想をお願いします。
Inaba UR選手:グランドファイナルをTGS 2018という場でプレイすることができてとても楽しかったですし、優勝もできてとても嬉しいです。
sitimentyooo選手:自分はプロゲーマーになったときから世界を目標にしているので、日本一になるという1つ目の関門は突破したのかなと思います。次は世界に向けて頑張りたいと思います。
Nicochaaaaaaaann選手:半年間プロ対抗戦を頑張ってきて、無事グランドファイナルで優勝することができて、日本一になるという僕の1つの目標がクリアできたのですごく嬉しいです。
E3NCOUNT選手:半年間通じて、自分たちのやってきたことは間違っていなかったと思える最後だと思います。
― 今回の試合での決定的な瞬間は?
sitimentyooo選手:1マップ目のハードポイントで勝てたことはとても大きかったなと思います。自分たちのチームはやっぱ流れに乗ると強いと分かっているので。
― 練習が相当辛かった(ステージでは1日しか休みがない月があったと言っていました)とのことですが、どれくらい毎日練習してきたのですか?
Nicochaaaaaaaann選手:基本的には毎日やることになっていて、リアルの都合で行けない日だけ休むことになっていました。時間は午後9時から0時過ぎまでがほとんどなんですけど、第3回(対抗戦)あたりは1番長い時は深夜2時、3時まで練習していました。
― 1ヶ月前から対戦相手が決まっていましたが、対策はしましたか?
Nicochaaaaaaaann選手:対DetonatioN用の動きを自分たちで考えてきました。それでうまいこと刺さって勝てたのかなと思います。
― 具体的には?
sitimentyooo選手:サーチアンドデストロイでいうと、DetonatioNの攻撃・防衛の形を練習していた中で把握していたので、それに対応するように立ち回りを変えて、それを実行できました。
Nicochaaaaaaaann選手:チーム特有のクセというものがどうしてもあって、DetonatioNも自分たちもあまり戦術をバラさないようにしてきたと思うんですけど、その相手のクセを見つけることができて、それが刺さったのかなと思います。相手が攻撃で自分たちが防いだ場合、次はこの攻め方になるといった、若干心理戦が混ざった感じでした。
― 下世話な話で申し訳ありませんが、優勝賞金の使い道は決まっていますか? これからの人に夢を与えたいので
Inaba UR選手:やっぱりゲーマーなので、ゲームに費やそうと思います。
sitimentyooo選手:自分も趣味がゲームなので、ゲームソフトやゲーム環境に使いたいなと思います。
Nicochaaaaaaaann選手:僕は楽していけるように身の回りのものを強化したいと思います(笑)。
E3NCOUNT選手:自分もゲームをしているところが台所なので...。
(一同笑い)
― 今日の試合でのコミュニケーションや雰囲気はどうでしたか?
sitimentyooo選手:大事なキルをしたときにナイスと声掛けしたり、1ラウンド終わるごとにグータッチしたり。試合前からコミュニケーションを取ろうと決めていて、それで流れが変わったかなと思います。
― プライベートでも会っていましたか?
sitimentyooo選手:それが遠い人もいるのでなかなか無いんですけど、ただ前日にホテルに泊まったことは結構良かったと思います。みんなで話し合う時間も作れたので。次の日のコミュニケーションが円滑に行くことになったのかなと思います。
__― CWL アナハイム 2018には出場していませんでしたが、次回は世界大会に参加しますか?
代表:行くよ!
sitimentyooo選手:代表が決めているらしいんで、行きます(笑)。
― 一番要因になったポイントは?
Nicochaaaaaaaann選手:1マップ目のハードポイントでInaba UR選手が46キルしてくれたので、勝てる流れになったのかなと思います。流れに乗ると誰も止められないチームなので、1マップ目を取ったのが一番でかいと思います。
sitimentyooo選手:相手が決まっているということで、相手の動き・クセを見抜くために練習・対策してきたのが今回の結果に繋がったかなと思います。
Inaba UR選手:1マップ目のハードポイントでたまたまだと思うんですけど大量キルできて、僕個人でも流れでやっちまえと思えて(笑)。サーチアンドデストロイでは沈みましたけど、CTFではまた燃えたので、勢いに乗れたのが大きいかなと思います。
E3NCOUNT選手:自分は前日の体調管理ですかね。DetonatioNと話した限りではそこまで良さそうじゃないなと感じたので。
― 試合ではチーム内でのカバー力が発揮されるシーンが多くありましたが、練習でもそちらを重視していましたか?
Nicochaaaaaaaann選手:自分たちは個人の技量がとても高いチームだと思っていたので、あとはチームメンバー同士の連携をもっともっと高めていけばどこにも負けないと思っていたので、それを無事結果として出すことができたのかなと思います。
― 次回作『CoD:BO4』に向けての意気込みをお願いします。
Nicochaaaaaaaann選手:次回作では戦い方が色々変わってくると思うんですけど、『CoD:WWII』では日本一になれたので、『CoD:BO4』では日本一を前提にして、世界でどれだけ上を目指せるかをやっていきたいと思います。
sitimentyooo選手:『CoD:BO4』の大きな変更が5v5になることなんですけど、チームの形が変わっていくと思いますが、変わってもやっていきたいなと思います。
Inaba UR選手:『CoD:BO4』は5v5になってスペシャリストの数も増えるので、対応できればなと思っています。
E3NCOUNT選手:『CoD:BO4』ではゲームのスピード感も変わってくると思うので、対応できるように努力していきたいと思います。
― 半年間の「プロ対抗戦」で得られたものは?
Nicochaaaaaaaann選手:チームメンバー同士の友情というか、連携が大事なんだなと改めて思いました。そういうものがなければ絶対ここまで上がれなかったと思います。これから上に行くに関してもそのあたりを忘れないでやっていきたいなと思います。
sitimentyooo選手:本番では普段の練習と違う動きになってしまうということが今回掴めたので、そうならないように練習していきたいと思います。
― ありがとうございました!
日本一のチームとなった、E3NCOUNT選手の練習場所がまさかの台所。弘法筆を選ばずとはこのことなのでしょうか。衝撃の事実が判明しました。また数々のeスポーツシーンで活躍してきたNicochaaaaaaaann選手が、チームにもたらした影響は大きいに違いありません。ぜひとも次は世界大会で輝く姿を魅せていただきたいところです。
凄い!!あのFaZeの@Attachの動画にLVが映ってる!!
因幡に関しては褒められて名前載ってるぞすげー!!
二度寝した甲斐があったなあ...泣@InabaURr pic.twitter.com/AMS5AQpZWY— Nicochan?416 (@_prqr) 2018年9月24日
関連記事:『CoD:WWII』プロ対抗戦:グランドファイナル準優勝“DetonatioN Gaming”インタビュー「慢心があった」「新元号からは勝つ」
『CoD:WWII』は絶賛発売中で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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