『Overwatch(オーバーウォッチ)』では、12月1日より「クリエイター・エクスペリメンタル・カード」が配信されています。初日時点でエコーとメイを除く30ヒーローに合計130以上の変更が行われていましたが、現在はさらに変更点が増え全ヒーローを対象に変更が加わりました。また、初日の変更点から更に変更が加わったものがいくつかあります。
加えて、ゲンジの“サイバー体術”の効果の一つ「二段ジャンプ」が繰り返し使用できてしまう不具合も修正されています。
クリエイター・エクスペリメンタル・カード(追加調整)
現時点で追加調整については日本語版パッチノートには記載されていないため、以下英語版パッチノートの和訳となっています。また、初日時点では英語で記載されていた日本語版パッチノートですが、現在は日本語で記載されています。しかし、一部不足している部分がありますのでご注意ください。
ルシオ
- “サウンド・バリア”
- アルティメットのチャージ・コストを30%減少
真上に着地した敵に対して大ダメージを与える(一部変更)- 大ダメージ判定を真上のみから、半径0.75m以内に拡大
「クリエイター・エクスペリメンタル・カード」の限定仕様として追加された面白調整でしたが「動く標的の頭上に落下」という発動条件が非常に高難易度であったためか、若干緩和されました。これにより、ド密着レベルの距離でもダメージを与える事ができるようなった他、“ウォール・ライド”等を使い発動前に一定の高度に至る必要がなくなりました。
ラインハルト
- “アース・シャター”
- ノックダウンの持続時間を2.5秒から3秒に延長
- 直撃地点(ハンマーが地面に当たる地点)から
半径1.5メートル範囲内に400ダメージ与えるようになる(一部変更)- 400ダメージの判定を半径1.5mから1.75mに拡大
- 敵の「アース・シャター」をブロックすると「情けないやつめ」のボイス・ラインが再生される
- 敵の「アース・シャター」をブロックするとキル・フィードに(ラインのシールドのアイコンが)表示される
ルシオの追加調整点と同じく、魅力度に対して難易度が非常に高かった点が緩和されました。
ブリギッテ
- “インスパイア”
味方を回復しなくなる。その代わり、「インスパイア」を発動させると「リペア・パック」のクールダウンを0.5秒短縮する(一部変更)- 味方の回復はできないままであるが、ブリギッテ自身のみ回復可能に
イベント調整でありながら、ほぼ弱体化に近い調整を受けていたブリギッテに僅かながら救済調整。ブリギッテ自身のポテンシャルを評価しての事ではあるものの、少しさみしいですね。
ウィンストン
- “ジャンプ・パック”
- 発射地点から4メートルの範囲内にいる敵に対して100ダメージ与える
- 移動速度を
30%上昇(一部変更)- 上昇量が10%に低下
速度バフを活かすことにより、通常よりも長距離かつスピーディーな飛び込みが可能でしたが性能が若干低下。それでもライブ以上の速度であり“プライマル・レイジ”中など連発する際には、逆に飛び過ぎや狙いを外す場面が減り、テンポ良く飛び回れるようになったとも言えます。
レッキング・ボール
- “ロール”
- ジャンプの高さが100%増加
- 最高速度での衝突時のダメージが50から40に減少
より素早く簡単に方向転換できるよう変更(一部変更)- 操作性を若干低下(依然ライブ性能以上)
ウィンストンと同様に機動力の強化を「ライブ>調整後>調整前」に収める調整となっています。
マーシー
- “カデュケウス・スタッフ”
- 接続している間、回復時の秒間回復量が2秒間かけて55から40に減少
- 発動していない場合、秒間回復量が2秒間かけて通常の回復量に戻る
- 回復量が減少している時にダメージブーストの接続先が敵にダメージを与えるたび、秒間回復量が12.5%回復(新規追加)
- “リザレクト”
- 発動時にサブ攻撃を行うことでキャンセル可能になり、
クールダウンが50%差し引かれる(一部削除)- キャンセルした場合のクールダウン半減効果を削除、代わりに“ガーディアン・エンジェル”をリキャストするように
- 発動時にサブ攻撃を行うことでキャンセル可能になり、
“カデュケウス・スタッフ”のブースト切り替えを行うことで、旧仕様に比べヒール面のパフォーマンスを高く維持することが可能に。
“リザレクト”のキャンセルについては「クールタイム半減」とデメリットが薄まる効果があったものの、メリットは“リザレクト”中にキルされる事を回避できるのみと、ミスをカバーする使い方限定で面白みに欠けるものでした。が、今回の変更により、魂の位置に“ガーディアン・エンジェル”→“リザレクト”即キャンセル→“ガーディアン・エンジェル”という動きが可能に。即キャンセルされた味方は少し寂しいですが、急角度での切り返しや30mを超える移動手段として使えます。
トールビョーン
- “タレット設置”
ダメージを14から11に減少(追加変更)- ダメージを11から9に減少
“リベット・ガン”と“フォージ・ハンマー”の両方が強化され本体の性能がかなり強くなり、バランス調整のためタレットの火力を抑える調整が行われていましたが、それでも総合力が高水準であったためか更に下方調整が行われています。
シンメトラ
- “セントリー・タレット”
- 設置可能なタレットの数を3つから4つに増加、それに伴いストック数も4つに増加(新規追加)
“テレポーター”の調整のみでは少し物足りなさがあった所にタレット+1個の追加調整。リワーク前の6個には届かないものの“セントリー・タレット”1つ1つの性能は強化されているので、展開次第では非常に強力な働きを見せそうです。
エコー
- “スティッキー・ボム”
- 着弾直後に起爆する仕様に変更(新規追加)
- “フライト”
- クールタイムを6秒から4秒に短縮(新規追加)
初日時点では変更点のなかったエコーにも「クリエイター・エクスペリメンタル・カード」用の調整が。どちらの調整も奇襲性を高める内容となっており、ヒットアンドアウェイの動きに磨きがかかります。
メイ
- “クリオフリーズ”
- 空中でのアビリティ使用時等、氷状態で落下し敵に当たった場合に2000のダメージを与える効果を追加(新規追加)
- “凍結ブラスター”
- メイン射撃を当てた地面の上を走る場合、機動力が+50%させる仕様に(新規追加)
エコーと同様に初日時点では変更点の無かったメイにも、面白い調整が追加されています。“凍結ブラスター”の機動力バフは攻守両面で実用的。
“クリオフリーズ”の調整はややロマン寄りではあるものの、高所取りが容易なマップや構成、“アイス・ウォール”を利用することで十分に狙っていける範疇です。バスティオンへのカウンターとして使ってみても面白いかもしれません。
ファラ
- “バレッジ”
- アルティメット・アビリティ発動中の移動が可能に(新規追加)
エイプリルフール調整の再来。当時の開発コメント「“バレッジ”を弱体化させ、平均して1キル分減るように調整しました」は未だに印象深い文言です。
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Source:Overwatch
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