本日2024年1月24日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch(オーバーウォッチ)』と『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 の第一線競技シーンとして運営されていた「オーバーウォッチ リーグ」の終了をリーグのホームページにて正式に発表した。
同日、ニュースページでは「オーバーウォッチ」eスポーツの次なる展開に向けた方針が発表され、その第1弾として「オーバーウォッチ チャンピオンズ・シリーズ(OWCS)」が発表された。
「オーバーウォッチ・リーグ」終了、そして…
2023年第2四半期決算報告でリーグの存続を問う「オーナー投票」の実施が発表され、最終シーズンとなった2023シーズンのグランドファイナルでは、キャスター陣たちからリーグの終了がほのめかされていた。そして本日、初代『Overwatch』から6シーズンに渡って実施されてきた競技シーンの第一線「オーバーウォッチ・リーグ」の終了が正式に発表された。
オーバーウォッチと連動する形で使用されていたゲーム内通貨「オーバーウォッチ リーグ・トークン」とゲーム内のストアの今後については、後日詳細を発表予定とのこと。
しかし、競技シーンとしての「オーバーウォッチ」が完全に終了したわけではなく、2024年はeスポーツに多角的に取り組んでいくことが発表されている。その第一弾として「オーバーウォッチ チャンピオンズ・シリーズ」(Overwatch Champions Series, OWCS)の開催が発表された。
「オーバーウォッチ チャンピオンズ・シリーズ(OWCS)」始動!
「OWCS」は北アメリカ(NA)、ヨーロッパ・中東・北アフリカ(EMEA)、アジアのプレイヤーを対象とした新たなプレミア国際競技サーキット。2024年シーズンは複数の対戦ステージが用意されており、各地域で「メインイベント」への出場権をかけた「オープン予選(Open Qualifiers)」が開催される。
「オーバーウォッチリーグ」はコンテンダーズ等での活躍をもとに、チームからのスカウトを受ける事で参戦可能な非常に狭き門となっており、日本人で参戦を果たしたのはサンフランシスコ・ショックに所属していたTa1yo選手のみであった。
しかし、OWCSでは「オープン予選」を開催。この予選はプレイヤー達自身がチームを組みさえすれば誰でも挑戦することができ、勝利し続けることで「メインイベント」への出場権を獲得できる。
OWCSでは、プレイヤーに各地域のニーズに最適な体験を届けるため、異なる地域で構成される新たな国際プログラムが導入されている。以下では、アジア地域向けの対戦方式について紹介する。北アメリカとEMEA地域についてはニュースページを参照。
アジア:地域詳細
アジア地域では、韓国、日本、太平洋地域の3つの地域サブディビジョンで大会を開催。OWCSへの出場権をかけ、各サブディビジョンで、各地域のオーディエンスに適した方式で複数のトーナメントが行われる。アジア地域のチームは、年間を通じて2回の対戦ステージに参加し、各ステージの締めはそれぞれの国際OWCSイベントとなっている。
各対戦ステージはWDGが運営。地域トーナメントへの進出をかけたオープン予選が、それぞれのサブディビジョンで行われる。これら地域トーナメントを勝ち抜いた各サブディビジョンのチームが、年間を通じて2回開催される「OWCS Asia Championship」トーナメントに進出。「OWCS Asia Championship」は、韓国のWDG Esports Studioで開催される。
各サブディビジョンの「オープン予選」専用登録プラットフォームは「WARA.GG」。このプラットフォームには、すべての試合の主な情報が集約され、試合の最新情報、スケジュールなどの情報が提供される。
アジア地域のスケジュールの詳細は後日発表となっているが、「WARA.GG」では現時点で一部のスケジュールや大会規約などの情報が公開されている。また、既に「OWCS JAPAN OPEN」のエントリー受付も開始されており、締め切りは2024年2月13日(火) 23:59となっている。
DreamHackでの国際ライブイベント
さらに「オーバーウォッチ」は、長年にわたって対戦ゲームの世界における中心としての役割を担ってきた数々のイベントの主催者であるDreamHackとパートナーシップを締結。2024年シーズンは「オーバーウォッチ」eスポーツ最大の目玉ともいえる2回のライブ国際トーナメントを夏場に一度、そしてシーズンファイナルとして秋に一度、それぞれDreamHackで開催する。
6月1日~6月3日に開催される「DreamHack Dallas」では、最初の国際イベントとなる「OWCS Major」が開催。シーズンファイナルでは「オーバーウォッチ」eスポーツのプレミア・ライブイベントがヨーロッパで開催される。その後、各主要地域のトップチームが「DreamHack Stockholm」で一堂に会し、OWCSの初代チャンピオンが誕生する。
その他の「オーバーウォッチ」eスポーツ・プログラム
アジア地域では、OWCSに加え、WDG Esports主催のさらなるプログラムも開催予定。
- WDG Cup
- ノックアウト方式で行われるアジア地域の全チームが参加可能なアジア独自大会。
- Asia OWCSのオフシーズンに開催。WDG Cupはすべてのチームに参加の機会があり、実力を見せつけ注目を浴びる絶好の機会となる。
- WDG Scholastic Tournament
- 学校や学区の代表として「オーバーウォッチ 2」をプレイしたい大学、高校、中学に通う学生のための定期開催トーナメント。学生が定期的にトーナメントに参加して経験を積めるよう、トーナメントは年に4回開催される。
- タイトル:Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )
- 発売日:2022年10月5日
- 対象機種:PC / Xbox Series X|S, Xbox One / PS5, PS4 / Nintendo Switch
Source: Overwatch
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コメント
コメント一覧 (3件)
予選で韓国・太平洋地域とは別に、日本地域が用意されてるの凄くね?
コンテンターズの知ってる日本のチームなんて2-3チームぐらいしか思い当たらないんだけど、わざわざ日本枠あるのか
形を変えて大会自体は開催してくれるなら十分だな
OWLは大して利益もない、かなり無理してたビジネスだったみたいだし、まぁ仕方ない
以前はOWL観て楽しんではいたけど、正直な所、このゲームのプロシーンは完全に終わって欲しかった
プロと一般人だと各ヒーローの評価が違いすぎて、プロ基準でバランス調整されるのは迷惑以外の何ものでもなかった
まぁここ数ヶ月のBlizzardは頑張ってはいると思うので、ちょっとだけ期待して待ってます