『Call of Duty: WWII(コール オブ デューティ ワールドウォー 2)』の世界公式大会、Call of Duty World Leagueがアナハイムで開催しています。 ここには初めて日本から4チームが出場し、その中からRush Gaming、DetnatioN Gaming、SCARZの3チームが2日目まで駒を進めました。 そんな3チームに合同でインタビューを行う機会を得ましたので、初めてのCWLについて伺ってみました。
CWL アナハイム 日本チーム合同インタビュー
3チームが2日目へ進出
アナハイムで開催している世界公式大会「Call of Duty World League」(以下CWL)に、日本から初めてRush Gaming、DetnatioN Gaming、SCARZ、XIAの4チームがオープンブランケットという本戦出場をかけた予選に出場しました。 しかし、大会の規定により初戦から強豪と当たってしまい、全チームが敗北してしまいます。 ここから勝者と敗者でトーナメントが2つに分かれ、4チームはルーザーズブランケットに進みます。ここでの初戦に勝利すると2日目に進出できるのですが、XIAを除く3チームが見事に2日目に勝ち進むことができました。
その後、3チームからそれぞれリーダーのHunt選手(SCARZ)、AliceWonderland選手(DetnatioN Gaming)、GreedZz選手(Rush Gaming)が集合。合同インタビューを行いましたので初日を終えたばかりの世界大会の感想と心意気をご紹介します。(敬称略)
CWLに日本初のチームとして足を踏み入れましたが気持ちはいかがですか?
Hunt: 初めての場なので緊張はありました。 けれどもプレイをしていくうちにほぐれていきました。 最初に強豪のEnigma6と当たり負けてしまったんですが、2戦目(敗者復活ブランケットのルーザーズ)は勝ち残り、二日目に進出できたので、一日目はいい結果を残せたと思います。
AliceWonderland: 1戦目にあたったチーム(Imperial)に、プロとしての意識と会場の雰囲気に飲まれないというメンタルを教えてもらいました。その経験を活かしてルーザーズでは勝利でき二日目に残れたので、これからもやれるところまで上がっていきたいと思います。
GreedZz: CWLという場でオープンブランケットの雰囲気に慣れるのが大変で、まだ練習の成果を発揮できたとは言えません。 二日目からは雰囲気に慣れ、残っている勝利の可能性を掴めるように頑張ります。
これまでの戦い方や経験を捨てた
初のアメリカ遠征、各チームはどのような準備をしてきたかをお願いします。
Hunt: 海外チームとのスクリムを組んで今日に備えてきました。
GreedZz: 約2週間、海外のアマチュアトップチームと練習をしてきました。ただその間は一方的に負け続けて、日本と戦い方が全く異なるので、これまでの戦い方や経験を捨て1からのスタートになりました。 まだまだ荒削りなので、このCWLで大きな経験を得て進化したいです。
Hunt: どうしてそんなに喋れるの……(Hunt選手は質問を受けてから回答までの時間が一番短い難しい立場)
AliceWonderland: 僕は今まで練習してきたことではなく、この近日と今日に限定して語らせてください。 アナハイムに来てからの2日間は海外のプレイスタイルを知らなかったので、海外チームとスクリムを組んで練習しました。 今日は様々なチームの戦い方を学び、皆と話し合いルーザーズに挑みました。 試合中でも成長できるように、トーナメント形式の試合でも「練習と試合」という考えで挑みたいです。
敗戦からの勝利
初めてのCWLは敗戦から始まりました。そこから各チームではどのようにモチベーションを高め、2戦目の勝利につなげたのでしょうか?
Hunt: Enigma6と当たりハードポイントではボコボコにやられたんですが、サーチ・アンド・デストロイでは5−6にまでもつれ込み、結局負けてしまいましたが僕たちのサーチは通用するんだと自信がつきました。
AliceWonderland: 僕は最初は勝てると思っていたんです。 それが負けてしまいまして...。それも大差で。 すっごく悔しくて泣いてしまうほどでした。 それからチームの皆で集まり反省会をしたときに、代表の梅崎さんが皆をしっかり見て鼓舞してくださり、心を一回リセットしてルーザーズから這い上がろうと決意できたので、代表にお世話になりました。
GreedZz: 僕たちはImpact Gamingという元トッププロの2チームから二人ずつが集まって作られたアメリカの強豪チームと当たりました。 現地のアマチュアチームと練習をしてきてもそことの壁を感じるほどレベルが違い、圧倒される試合でした。 その試合で僕たちの弱点が露呈したので、大きな弱点ではなく小さな弱点から修正していくという細かい作業のおかげで2試合目の勝利に繋がりました。そこが非常に良かったと思います。
「初出場で不利な中でもがんばって戦う彼らはカッコいい」
ではこの質問が最後になります。 皆さんの2試合目ではたくさんのアメリカの方々やチームたちがすごく応援をしてくれていました。 彼らに「なぜ無名の日本人チームを応援するのか」と質問してみると、「初出場で不利な中でもがんばって戦う彼らはカッコいい」と言っていました。 このような受け入れられ方をするとは想像できましたか?
Hunt: 想像できなかったです。 それどころか、ここは言ってみればアウェイですから、アメリカチームだけ応援を受け僕らにはなにもないという最悪のケースも考えていました。
AliceWonderland: 僕は試合に集中していて周りが見えなかったのですが、終わったあとにRushさんを観に行ったら、どちらのチームを応援しているのかわからないほど人がいたのに、Rushさんを応援する外国の方の声が多くて感動しましたね。もっと強くなり情けではなくファンとして彼らを魅了し、日本に目を向けてもらえるようなチームになりたいです。
GreedZz: 海外の方がこんなに応援してくれるとは全く思っていませんでしたので、ビックリしましたし、日本のチームが遊びではなく本気で戦いに来たという意志が伝わったのかと思います。海外の方の応援はふざけたものではなく本気のものでしたので、明日からも皆さんを惹きつけられるように、日本チームで海外チームに食らいつきたいと思います。
CWL初出場の日本チームはプロポイントというオープンブランケットの順位を決めるポイントが0から始まり、初戦から強豪と当たってしまい(記事執筆時点ではどのチームも4回戦まで勝ち進んでいます)、全チームがルーザーズブランケットからスタートというアウェイの洗礼を浴びました。 とくにSCARZはRush、DetnatioN、XIAが負けたあと自身もハードポイントを落としながら、サーチ・アンド・デストロイでは4−1と圧倒し、このときの奮戦がキッカケでアメリカの方々が試合を観戦しにきてくれるようになりました。
結局、SCARZはEnigma6の逆転を許してしまったのですが、5−5の最終戦ではたった一つの弾丸が差を分けたとEnigma6のリーダーGeneral選手が語っています。 この試合の後にEnigma6とインタビューを行っていますので後ほど公開します。
なお、3チームと一緒に出場したXIAともインタビューを行いたかったのですが、大会の規定でインタビューを行うには本部を通す必要があり、本部側がXIAの連絡先を把握しておらず、このような形になってしまいました。
勝ち進んだルーザーズブランケットは第2回戦が日本時間6月17日午前2時(現地時間16日午前10時)から始まります。はたして3チームは本戦に出場できるのか、期待して見守りたいと思います。
『CoD:WWII』は絶賛発売中で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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Source: CoD:WWIIプロ対抗戦
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コメント
コメント一覧 (4件)
こりゃXIM使っても負けそうだ。やはり海外のプロは次元が違う。
が、まだまだこれからなので引き続き応援してます。
がんばれ!!!
こりゃXIM使っても負けそうだ。やはり海外のプロは次元が違う。
が、まだまだこれからなので引き続き応援してます。
がんばれ!!!