『Battlefield V(バトルフィールド V)』担当のEAコミュニティマネージャーであるJeff Braddock氏が、本日開発スタッフより受け取ったアップデートノートに「対応したガジェットを装備している援護兵や衛生兵にインタラクトアクションをすると、能動的に弾薬や回復を補給することができる」機能が記されていると明かしました。
「支援兵科が支援してくれない」というストレス
『バトルフィールド』シリーズはチームワークがとても重要なゲームで、勝負に勝つためには回復ガジェットや弾薬ガジェットを持っている兵科がきちんと補給物資を味方に配るのが必要不可欠。それなのに、こうした支援系の兵科で出撃しているのに補給物資を配らないプレイヤーのせいでストレスを感じてしまうというのはコミュニティにとってずっと大きな話題の一つでした。
ガジェットも弾も使い切った状態なのに味方の援護兵が誰も弾薬を配らないので、数分間弾薬だけを求めて歩き回るハメになったという経験を持つ過去作プレイヤーも少なくはないでしょう。大きいマップを好んでプレイしている人なら尚更です。
「DICEは皆がお行儀良くルールに沿ってプレイすることを前提にデザインしているけど、実際のプレイヤー側は玉石混交だから仕様が噛み合わずクソゲーになっている」というのは『バトルフィールド』シリーズの欠点を揶揄する最も有名なフレーズ。「支援兵科が支援してくれない」という問題に画期的な解決策を示したのはDICEではなく、『バトルフィールド・ハードライン』を開発したVisceral Gamesでした。
「味方が支援してくれないなら強制的に支援を引き出せるようにすればいいじゃないか!」そんな発想の転換で実装されたこのシステムは案の定大好評で、「チームワークの重要性を強調するためにもやっぱり無かった方が良かったのでは」という反対意見はちらほらあれど、全体的には好意的に受け止められました。
開発スタジオが違ったからか次回作の『BF1』には実装されませんでしたが、それが改めてこの機能の有用性をコミュニティに周知させ、今日まで根強く再実装の声が挙がっていました。今回の実装は、そのコミュニティの声にDICEが応えた形となります。
実は既に弾薬問題を解消している、ストレスフリーな『BFV』
今では当たり前のように存在していますが、『BFV』以前のシリーズ作品では弾薬補給箱が無かったのです。「どうしてもダメなら周りの拠点に行けば必ず弾薬を補給できる」という今では常識のようになっている行動が、昔は出来ませんでした。
弾薬の唯一の補給方法は味方の支援兵科に補給してもらうことであり、そんな味方に巡りあえなかった場合は弾を探すためだけに数分間走り回ることもありました。「消耗戦」を謳って物資の欠乏をメインテーマにしている『BFV』ですが、弾薬に限っては実は過去作のほうがずっとシビアだったのです。
ちなみにこの「拠点に弾薬箱」は5対5の競技モードである『BF1 Incursions』からの移植で、当時も「生存重視で敵を倒し続けていたら弾が切れて詰んでしまう。頑張ると逆に辛くなるのは酷い仕様だし、リスポン有りの少人数競技として破綻している」というフィードバックから実装されました。結果として「頑張って戦ったのに弾が切れてどうしても補充できないからストレスがたまる」という『バトルフィールド』シリーズ過去作の大人数ゲームモードでも頻繁に起きていた問題をも修正したことになりました。
一見気づきにくくとも、過去作と比べると細かい所で様々な快適性の改善が施されている『BFV』、今回の補給引き出しシステムもそんな素敵なアップデートの一つになるでしょう。今アップデートノートの下書きを受け取ったということは実装は来週の火曜辺りになりそうですね。楽しみに待ちましょう。
『Battlefield V(バトルフィールド 5)』の発売日は11月20日で、対象機種はPlayStation 4、Xbox One、PC。
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Source:Twitter
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コメント
コメント一覧 (20件)
BFVってまだやってたのね。
過去最低の駄作で金の無駄でした。
過去作には弾薬補給箱がない(大嘘)
BFBC1にあるんだよなぁ…
過去作では箱置いとけば勝手に支援してくれていたけど、Vのは袋なら投げる、箱なら受けとる側が受けとる操作をしなきゃいけないから攻撃を中断しなきゃいけないのがめんどくさいんだよなぁ