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BF1の戦場跡へついに出発!
のどかな風景が徐々に戦場の雰囲気に
慰霊施設までは約1時間の道のり。標高が上がるにつれて道幅がどんどん狭くなっていく。当日の天気は良かったが、霧がよく出る気候らしく霧の中をひたすらに進んでいく。
蛇のようにうねる道中、カランカランと鈴の音がどこからともなく聞こえてくる。なんだろうと、車窓を見ると牛が放し飼いされていた。鈴は牛の首にぶら下げてある鈴からであった。斜面上においても放牧を行っており、かつて大戦争があったとは信じられない牧歌的な光景が広がっていた。
しかし、慰霊施設に近づけば近づくほど、地面に不自然な大穴や花輪が掛かった十字架を見かけることも多くなってくる。徐々に「ここで確かに血なまぐさい戦争があった」という実感が湧いてきた。
念願のモンテグラッパに到着!
ついに、念願のモンテグラッパに到着!
モンテグラッパの慰霊施設はかなりの大きさで、訪れている人も多かったが、日本人どころかアジア人も皆無だ。
印象的だったのは、慰霊対象はイタリア側の犠牲者だけではなく、交戦国であったオーストリア=ハンガリー帝国も含まれていること。戦争による犠牲者に敵も味方も関係ないという姿勢には、何とも感慨深いものがある。
慰霊堂に訪れた際はちょうど祈祷の時間で、多くの蝋燭に火が灯されていた。青空の下で祈りの言葉と風の音のみが聞こえてくる、とても厳粛な場所と時間で、100年経った現在でも犠牲者に対する真摯な姿勢が伺えた。
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コメント
コメント一覧 (8件)
めっちゃ良い記事じゃん
流れず少しTOPの方に固定しといて欲しいくらい
拘ってるなぁ大戦へのリスペクトを感じる
魂のある作品っていつまでも愛されるよね
集金のためだけに作られた最新作とは大違いだ
素晴らしい記事をありがとうございます
ゲーム性はともかく、BF1のキャンペーンと雰囲気は最高だったな
EAAで珍しいコラム、楽しくませてもらいました。
おもしろかったです。丘陵地帯での戦闘、想像できないほど過酷だったでしょうね。
25万人の犠牲者や殺傷に特化した近接武器は写真でみても恐ろしく感じました。
貴重な情報ありがとうございました
たしかにめちゃめちゃ忠実に作られていてすごい。
すごいけど・・・そういうところにばかり予算かけてるんだろうなとも思ってしまう。
素晴らしいの一言
ゲームのマップと比較したいという動機で旅するの面白すぎです
私もヴォー要塞とか行ってみたくなりました
貴重な体験をシェアしていただき有難うございます!
とても感慨深い記事でした。
史実に基づいたゲームだからこそ、現地の過去と現在に敬意を払っていると思いました。
ぜひBF4の上海や中国も旅してください!