本日(2020年2月5日)より、『Overwatch(オーバーウォッチ)』のPTR(パブリックテストリージョン)にて、開発アップデートで予告されていたライバル・プレイでの「ヒーロープール」実装やスタン系アビリティの調整を含むテストが行われています。PTRでのアップデートはあくまでテストで、制式実装されるかはまだ確定していないことに注意してください。
ライバル・プレイでのヒーロープール実装
このアップデートはシーズン21を予定しているため、PTRではシーズン20としてテストを実施。現在はD.Va、ソルジャー76、ファラ、ルシオの4ヒーローが使用不可能となっており、オーバーウォッチリーグでの採用が決定しているタンク1名/ダメージ2名/サポート1名が使用不可能になる形式と同じです。
全体的な調整
- キャリアプロフィールのゲームモードセレクターの取り扱いを向上
- 試合中のグループリーダーによるチーム単位での離脱を不可に
- アサルト、ペイロード、ハイブリッド(アサルト/ペイロード)、コントロールのヒーロー選択時間を40秒から35秒に短縮
- メイの《アイス・ウォール》の耐久値が残り半分以下となった時点から出現するエフェクト(ヒビ割れ)を追加
- すべてのスタン系アビリティ間の相互作用を一貫するように変更
調整されたのは上記の5点。中でも調整内容がわかりにくい下の2つについて以下で追加紹介します。
《アイス・ウォール》のヒビ割れエフェクト
メイのアビリティ《アイス・ウォール》は耐久値400の氷柱5本で形成されており、一部に攻撃を集中させることで《アイス・ウォール》による妨害を部分的に素早く突破できます。加えて今回の調整によって、現在どこに火力が集中しているのかが把握しやすくなり、より短時間での突破を狙いやすくなると考えられます。
1発20ダメージの《ヘビー・パルス・ライフル》を左から順に0発、10発、15発、19発射撃した画像です。耐久値が200以下となった時点でうっすらヒビのエフェクトが出現し、蓄積ダメージが増加するにつれてハッキリと現れてきます。
突破する側だけでなくメイ自身にとってもメリットはあり、残りの耐久値はどの程度か、あとどれくらい展開し続けられるのかを把握しやすくなります。わずかではありますがゲームの戦略がより明確になると言えます。
スタン系アビリティの仕様変更
今回の調整ですべてのスタン系アビイティとして挙げられたのは以下の5種。すでにスタン状態の対象に追加でスタン効果を与えた場合、残りのスタン時間が追加のスタン効果よりも短い場合にのみ上書きされます。
- 《フラッシュバン》
- 《アース・シャター》
- フリーズ(凍結全般)
- 《スリープ・ダーツ》(スリープと表記)
- 《アクリーション》
具体例を挙げると、効果時間の長い《アース・シャター》でスタンした直後の敵に対して効果時間の短い《フラッシュバン》を使用しても適用されず、起き上がる直前であれば《アース・シャター》の残り効果時間を《フラッシュバン》の効果時間が上回るので適用されるということです。
スタン時間の不自然な短縮がなくなるだけなので今まで通りプレイできると思いますが、追撃のタイミングによってスタン効果の長さが変動するアナの《スリープ・ダーツ》については、最短の効果時間である1.5秒のスタンアビリティとして扱われる点には注意が必要です。
挙げられていないアビリティの《チャージ》《チェイン・フック》《ロケット・パンチ》は対象が移動するためどの様な挙動となるのか不明ですが、おそらく影響はないのかもしれません。
その他バグ修正に加え、ワークショップに大きなアップデートが行われています。詳細はBlizzardの公式フォーラム(英語)をご覧ください。
『Overwatch(オーバーウォッチ)』は絶賛発売中で、対象機種はPS4、Xbox One(海外のみ)、PC。
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Source: Overwatch PTR Patch Notes – February 4, 2020
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コメント
コメント一覧 (2件)
残りのスタン時間が追加のスタン効果よりも長い場合にのみ上書きされます。
シャタの例が合ってるなら、短い場合じゃないですか?
コメントしていただいた通り、正しくは「短い場合のみ」の上書きとなります。ご指摘ありがとうございました。
以下の通り記事を修正しました。
修正前:残りのスタン時間が追加のスタン効果よりも長い場合にのみ上書きされます。
修正後:残りのスタン時間が追加のスタン効果よりも短い場合にのみ上書きされます。