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新型コロナウイルス感染拡大に対抗するため、自宅待機が望まれている現在は、PCゲームに踏み出してみたかった方には絶好の機会!
そんな皆さんのために、大手BTOメーカーから特に格安な10万円未満のモデルを探して、デスクトップ6台とラップトップ2台にまとめてみました。ぜひゲーミングPC選びの参考にしてみてください(順不同)。
10万円以下のデスクトップPC
デスクトップPCの大きな利点は、時代が進んで新製品がでてもパーツを組み替えてアップデートできること。同価格帯のノートパソコンより性能も数段高いので、ゲーム目的の場合はデスクトップPCの方が間違いなく安定します。
HP(OMEN):迷ったらコレ
HPのOMENブランドと言えばデザインの良さでも有名な大手ゲーミングBTOブランド。FPSゲーマーなら『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』のプロチーム「野良連合」を通して知った方も多いのではないでしょうか。
今回は企画の趣旨からOMENのお手軽ブランドHP Pavilionに注目。OMEN由来のシックかつエッジの効いたデザインは健在で、大胆なセールで素晴らしいコストパフォーマンスも魅力的です。
- 型番:Pavilion Gaming Desktop TG01(スタンダードモデル)
- 価格:72,800円(税抜)
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:インテル Core i5-9400
- GPU:GeForce GTX 1650
- メモリ:8GB DDR4 2666
- SSD:256GB M.2 NVMe
- HDD:1TB 7200rpm
- 電源:310W 80+ Gold
- マザボ:Intel H370
CPUの優秀ながらGPUがやや弱いのが気になりますが、値段の割には強力なCPUを積んでいるとも言えます。電源設定がギリギリで電気代や寿命に不安が残る設定ですが、昨今のゲームの「ファイルサイズ巨大化」に対応した大容量のHDDを確保しているのは嬉しいところ。安くてお買い得と言える1台です。
マウスコンピューター(G-Tune):最強CPU
コストパフォーマンスの良さで知れている大手ゲーミングBTOブランドのG-Tuneからは、AMDのミドル~ハイレンジCPUのRyzen 5 3600を搭載しているモデルがエントリー。本来この価格帯に出現してはいけないパーツですが、全体的な性能も見ていきましょう。
- 型番:G-Tune PM-A
- 価格:81,800円(税抜)
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:AMD Ryzen 5 3600
- GPU:GeForce GTX 1650
- メモリ:8GB DDR4 2400
- SSD:256GB M.2 SATA3
- HDD:なし
- 電源:500W 80+ Bronze
- マザボ:AMD B450
CPUがハイレベルですが、価格を抑えるため他の部分を犠牲にした印象。特に、大作ゲームのサイズがしばしば100GBに登る昨今、ストレージが256GBはさすがに換装したいところ。FPSゲームは高度な演算を行うためCPU性能も大事なので、FPS向きの性能という見方もできます。
カスタマイズでストレージやGPUを強化すれば、バランスもよくコストパフォーマンスにすぐれた1台になるでしょう。手元にストレージのPCパーツが余っているか、10万を多少超えても良い方向けです。
STORM:ベストバランス賞
STORMは知名度は低めですが、多くの大企業や大学にパソコンを卸してきた信頼と実績のある国産BTOメーカー。質実剛健で信頼性が高く、組み立ても経験豊かな職人による美しい仕上がりが目立ちます。コアなファンも多い、知る人ぞ知るいぶし銀ブランドです。
- 型番:PG-YR
- 価格:98,800円(税込)
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:Intel Core i5-9400F
- GPU:GeForce GTX 1660
- メモリ:8GB DDR4 2666
- SSD:250GB M.2 NVMe
- HDD:1TB 6Gb/s
- 電源:750W 80+ GOLD
- マザボ:Intel B365
STORMの廉価PCは今年の年初にもPRで1台紹介しましたが、こちらはやや高価なモデル。ミドルレンジのゲーミングPCのお手本と言ってもいい良好なバランスを持つ、文句なしの1台です。
パソコンの心臓である電源パーツが超高品質で、メモリやSSDを拡張するオプションが廉価でお手頃なのも良いところ。性能が均整でムダのないパソコンが欲しい方向けです。
STORMにはこれよりも廉価なモデルもあるので、気になった方はいろいろ探してみてください。さまざまなFPSを快適に遊べる上に、税込み価格が82,800円のPG-BNモデルは以前詳細レビューを書いたPG-JNと同性能なので、こちらの記事を参照ください:
FRONTIER:今すぐ買っていいレベル
大手家電量販店チェーンのヤマダ電機グループ傘下であるFRONTIERは、とにかくセールとキャンペーンが有名。「他ではありえない仰天コスパ!」のキャッチコピー通り、セール棚にはクレイジーなコスパのパソコンがずらり。今回紹介する1台も、本記事ではおそらく最もコスパが高いモデルです。
- 型番:FRMXH370/WS4
- 価格:89,800円(税抜)
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:Intel Core i5-9400F
- GPU:GeForce GTX 1660 SUPER
- メモリ:16GB DDR4 2666
- SSD:512GB M.2 NVMe
- HDD:2TB HDD
- 電源:600W 80+ Bronze
- マザボ:Intel H370
税抜89,800円の40台限定セールなので売り切れていたらあしからず。ミドルレンジゲーミングPCとして良好な性能を備えている上に、ストレージもコレでもかと積み込まれています。大量のゲームをインストールしたままにしておきたい方には最適な1台でしょう。
メモリが16GBなのも嬉しいところで、『バトルフィールド』のような高負荷なゲームを遊ぶときや、撮影や放送など複数のソフトを同時起動する場合に重宝します。
パソコン工房(LEVEL∞):今回の最高性能
とにかく品揃えが豊富で、初心者に最もおすすめなショップとしてよく紹介されているのは大手BTOメーカーパソコン工房。10万円未満のパソコンだけでも多数のラインアップを誇りますが、特に目立った1台を紹介します。
- 型番:LEVEL-M0B6-i5F-RX
- 価格:89,980円(税抜)
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:Intel Core i5-9400F
- GPU:GeForce GTX 1660 Ti
- メモリ:8GB DDR4 2666
- SSD:なし
- HDD:1TB
- 電源:500W 80+ Bronze
- マザボ:B360
GPUがGTX1660 Tiと、今回の企画では最も高性能。最新ゲームを高品質なグラフィックで楽しめるのは嬉しいところですが、SSDが搭載されていないためロード時間が重要となる対人ゲームは不利になるかもしれません。しかしそのままでも十分高性能ですし、多少の出費を飲み込めばカスタマイズで追加も可能。グラフィック体験を重視しているゲーマー向けです。
パソコン工房には他にも多くの格安ゲーミングPCモデルを抱えていますが、5万円台の特に安いモデルはさすがにFPSに不向きなものもあるので、性能調査してからの購入をオススメします。
ドスパラ(GALLERIA):コスパ高し
日本で最大手のBTOショップであるドスパラはミドル~ハイレンジのBTOパソコンのコスパの高さが特徴。一時期は品質に問題があるとの噂が流れていましたが、逆に使用者という母数の多さを裏付けてもいます。ラインアップも性能に応じてわかりやすく区分けされており、今回は中でも人気とされているモデルを紹介。
- 型番:GALLERIA RT5
- 価格:89,980円(税抜)
- OS:Windows 10 Home 64
- CPU:AMD Ryzen 5 3500
- GPU:NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER
- メモリ:16GB DDR4
- SSD:256GB M.2 NVMe
- HDD:1TB
- 電源:500W 80+ Bronze
- マザボ:未記載
人気のAMD製ミドルレンジCPUを起用し、この価格帯にしては高い性能を実現することに成功。メモリ容量もスキがなく、ストレージもSSDとHDDを兼備した嬉しい仕様。
10万円以下のノートPC
ノートPCは同価格帯のデスクトップPCに比べどうしても価格は高くなってしまい、総じてハードなFPSゲーム向けではありません。ただし大学生の方は人付き合いや実用性、勉強の合間にちょっとゲーム、と考えると、やはり携帯性に優れたノートPCに軍配が上がるところでしょう。
そこで今回は格安ゲーミングノートPCを2台ご紹介。今は自宅待機推奨で使い所があまりないですが、スペースを取らない点もゲーミングノートPCの大きなメリットです。
HP(OMEN):破格のセール中
- 型番:HP Pavilion Gaming 15-ec0000(スタンダードプラスモデル)
- 価格:77,200円(税抜)
- OS:Windows 10 Home (64bit)
- CPU:AMD Ryzen 5 3550H
- GPU:GeForce GTX 1650
- メモリ:8GB DDR4 2400
- SSD:128GB M.2 NVMe
- HDD:1TB 5400回転
- 重量:2.08kg
- 液晶:15.6型・フルHD非光沢
- 最大駆動時間:9時間
今だけ23,900円もの割引セールが行われている、HP Pavilionの格安ゲーミングノートです。デザインがスマートなので人目が気になる方も安心です。
『CoD:MW』や『BFV』などの大作FPSを遊ぶときなどはさすがに低画質設定にする必要があるでしょうが、ゲーミングノートはそもそも10万円未満というだけで破格。そこらへんは目をつぶっていきましょう。
ASUS(ROG):お手頃ノートPC
- 型番:FX505DT-R7G1650METS
- 価格:79,800円(税抜)
- OS:Windows 10 Home 64ビット
- CPU:AMD Ryzen 5 3550H
- GPU:Radeon Vega 8
- メモリ:8GB DDR4 2400
- SSD:512GB M.2 NVMe
- HDD:なし
- 重量:2.25kg
- 液晶:15.6型
- 最大駆動時間:4.7時間
4月10日に発売されたばかりの新モデルで、前世代GPUのRadeon Vega 8を使うことで大幅なコストカットを実現。前世代GPUの中でもローエンドモデル寄りなので、最近の新作FPSを走らせるには少々不安。
ただし『R6S』や『CSGO』、インディーゲームなど、必要スペックが低いゲームだけ遊べれば良い人にはオススメできるモデルです。なお今なら7,000円割引セール中です。
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コメント
コメント一覧 (4件)
まずコロナでパーツの物流に影響出でてなかなか届かないんじゃなかっけ?
まじそれ
ウッキウキでパソコン買ってからxbox,psの存在思い出して発狂してる
エスケープフロムタルコフやりてえ
PS5控えてる今のタイミングで10万以下の”ゲーミング”でのPC買うってかなりシビアな選択肢だと思うので所持者に相談したほうが良き