2020年9月22日配信の拡張コンテンツ「光の超越」を発表したばかりの『Destiny 2(デスティニー 2)』ですが、さらに2021年と2022年に配信される拡張コンテンツの怒涛の告知がなされました。 また、現時点でも125GBもの容量を要求するほど肥大化してしまった本作のコンテンツを整理する“Destiy Contents Vault(Destinyコンテンツヴォルト)”という試みも発表されています。
2022年までの拡張コンテンツ発表
Bungieによる秋の拡張コンテンツ「光の超越」がお披露目されましたが、「光の超越」は『Destiny 2』の新しい時代の幕開けとなり、「光の超越」の後も本作のストーリーは続いていきます。 その証として、来年と再来年に配信予定の2つの拡張コンテンツが発表されました。 それが「漆黒の女王」と「光の陥落」です。
このタイミングで2022年までのスケジュールを公開することで、Bungieは『Destiny 3』を制作せず、『Destiny 2』をアクションMMOとして進化させ続けることを改めて表明した形になります。
実はBungieがActivisionから独立する決意に至った大きな理由の一つがここにあったと、元Kotakuで現在はBloombergに所属しているJason Schreier氏がツイートしています。
One major tension point between Bungie and Activision back when they were still together was the fight over games as a service (Bungie) versus annualized sequels (Activision), which is why Bungie just made it clear that Destiny 3 is no longer a thing. From Jan 2019: https://t.co/x6HIGW5Q5H
— Jason Schreier (@jasonschreier) June 9, 2020
BungieとActivisionがパートナーだった頃、『Destiny』をライブサービス型ゲーム(GaaS)にしたいBungieと、従来の定期的に続編を販売する売り切り型を望むActivisionがお互いに譲り合いませんでした。だから今Bungieは『Destiny 3』の存在を否定したのです。
このような経緯があったわけですが、今現在のActivisionは『CoD:MW』にシーズン制度や『CoD:Warzone』を実装するなど、まさにライブサービス型ゲームのビジネスモデルにシフトしているのはなんとも皮肉です。
肥大化しすぎたコンテンツを整理整頓する“DCV”
本作がリリースされた2017年から数々の拡張コンテンツやアップデート、修正パッチなどが配信されてきましたが、その弊害としてゲームの容量が115GBにも及ぶほど膨張してしまいました。 その結果、巨大化しすぎたことで思わぬバグが発生し 1回のパッチを適用するだけでも数GBのダウンロードが必須になったりと、ゲームを管理するだけでも多大なリソースを割かれてしまう事態が発生していました。
メンテナンスにリソースを割かれたせいで、コンテンツのクオリティが満足のいかないまま実装したこともあるとBungieは告白しています。例として挙げられた報告では、終了したばかりのシーズン10「名士のシーズン」において、全体の5%のサイズを占める「ウォーマインド」のキャンペーンがプレイされた時間は合計プレイ時間のうちのたったの0.5%と、維持するコストに見合うだけの価値がありませんでした。
この事態を改善するために、今後『Destiny 2』は“Destiny Contents Vault (Destiny コンテンツ ヴォルト)”を導入します。 これは、実装されてから時間が経ったコンテンツや不人気コンテンツを一定の時期がきたらゲームから一旦削除し、改善してから再び導入するシステムです。 (似た例としてはフォートナイトの「保管庫」)。 DCVを導入することのメリットは以下の通りです。
- クライアントのサイズを小さくなり、メンテナンスを簡易化され、プレイヤーのSSD/HDDの容量の圧迫も軽減される
- 新しいコンテンツの開発に専念するリソースが増え、プレイヤーの要望に応えやすくなる
- 『Destiny 2』を今後何年間もサポートしやすくなる
- コンテンツが溢れすぎていて何をすればいいかわからない新規プレイヤーに道を示しやすくなる
- 新コンテンツと同時に調整された復活コンテンツも配信できる
DCV第一弾で削除される旧コンテンツと復活する「コスモドローム」と「ガラスの間」
ゲームの成長を促進するために導入される“DCV”は今年の9月23日に配信される「光の超越」とシーズン12のアップデートから適用されます。
- DCV入りするロケーション
- 火星
- イオ
- 衛星タイタン
- 水星
- リヴァイアサン
以上のロケーションに関与するキャンペーンを含むPvEアクティビティがアクセス不可になります。これらのアクティビティを通して入手できたエキゾチックは別の方法で入手できるようになります。
そして、9月23日からは前作『Destiny』からコスモドロームが追加されます。 まず、コスモドロームの一部とストライク「クロタの意思」が追加されます。 これは『Destiny 新たな光』で初めてシリーズに触れたプレイヤーがよりストーリーを理解しやすくするのが目的です。 そして、シーズン13でコスモドロームが『Destiny』1年目とほぼ同じ姿で導入され、セピックス・プライムがボスの「デビルズ・レイヤー」と「フォールン S.A.B.E.R」のストライクが追加されます。
さらに、4年目期間中にレイド「ガラスの間」が追加される予定です。ただし2020年中の実装はないとも明かされています。
以上の通り、Bungieは『Destiny 2』をより発展させていくために、2020年だけでなく2022年までの新しい拡張コンテンツと、コンテンツの断捨離とも言える“DCV”の導入を発表し、まさに「新しい時代」に突入していく意思表明をしたわけです。 なお、併せて発表された新拡張コンテンツ「光の超越」については別記事にまとめてありますので、そちらも併せてご覧ください。
基本プレイ無料FPS『Destiny 2』の対応機種はPS5 / PS4 / Xbox Series X / Xbox One / PC。
Source: Bungie
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コメント
コメント一覧 (5件)
125GBで肥大化だとよ
聞いてるかMW
MW「容量減らします(32GBパッチ)
はやく邪神、滅びると機械の天罰をプレイさせてくれ
新規お断りか…
こんまりメソッドを実践したんやろうなあ