Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では世界大会「シックスインビテーショナル2021」がいよいよ最終日グランドファイナルを迎えました。一方この大会では新シーズン「オペレーション・ノーススター」の全情報も公開されており、今回はそのうち新オペレーター「Thunderbird(サンダーバード)」について、その詳細な仕様をお届けします。
新防衛オペレーター「Thunderbird」
イヤー6シーズン2(Y6S2)「オペレーション・ノーススター」では、防衛側の新オペレーターとして、ナコダ族出身のThunderbird(サンダーバード)が登場します。
固有ガジェットの「コーナステーション」は設置型のガジェットで、効果範囲内に入ったオペレーター(敵味方問わず)を回復し続けるという、防衛側にとってはDoc(ドク)以来の回復ガジェットとなります。
Thunderbirdのロードアウト
Thunderbirdは防衛側でありながら、アサルトライフルSpear.308を所持しており、さらにサブウェポンには至近距離の撃ち合いに強いマシンピストルBearing-9を持っています。固有ガジェットはサポートに特化していながら、自身はスピード3であり、さらにニトロセルも所持しているため、遊撃やガンファイトに秀でてた利便性の高いオペレーターと言えるでしょう。
- メインウェポン
- Spear.308:アサルトライフル
- サイトはレッドドット、ホログラフィック、リフレックス
- SPAS-15:ショットガン
- Spear.308:アサルトライフル
- サブウェポン
- Bearing-9:マシンピストル
- Q-929:ハンドガン
- メインガジェット
- コーナステーションx3
- サブガジェット
- ニトロセル
- インパクトグレネード
- スピード3 / アーマー1 / 難易度1
固有ガジェット・コーナステーション
軍医としての経歴を持つThunderbirdの固有ガジェットは「コーナステーション」。防衛側としては、初期オペレーターであるDoc(ドク)の「スティムピストル」以来初となる回復ガジェットです。
Thunderbirdはこれを3つ所持しています。仕組みはシンプルで、コーナの効果範囲内に入ったオペレーターのHPを30ポイント回復する、というものです。
先行プレイで検証した、コーナステーションの仕様は以下のようになっていました。
- Thunderbirdはコーナステーションを3つ所持
- 床面に設置可能で、効果範囲は半径2メートル
- 上階や下階には効果は及ばない
- 効果範囲内に入ったオペレーターのHPを30回復する
- HPが最大の場合、30ポイント分のオーバーヒールが可能
- オーバーヒール分のHPは、スティムピストルと同様に徐々に100へと戻る
- 既にオーバーヒールがかかっているオペレーターにはコーナは反応しない
- コーナでオーバーヒールした後、Docのスティムピストルを重ねがけできる
- Docのスティムピストルを打った後は、コーナのオーバーヒールはかからない
- クールダウンは35秒
- コーナのアイコンとクールダウンゲージは防衛側の全員が共有し、壁を透過して確認できる
- クールダウン中のコーナを回収すると、クールダウンはリセットされる
- 回復できるのは1回につき1人
- 3つ並べれば一度に最大90HP回復も可能
- ラウンド中の回復回数は無制限
- 複数のオペレーターが効果範囲にいた場合、最もHPが少ないオペレーターから回復する。HP同数の場合はランダム
- 負傷したオペレーターはコーナで自動蘇生ができる
- 銃弾、爆発物、テイザー、近接攻撃などあらゆる手段で破壊可能(味方の攻撃も含む)
- 攻撃側も回復してしまう
※注意:テストビルドからキャプチャした画像や映像では、オペレーターの最大HPがアーマーごとに異なるものへと変化していますが、この変更は現在テストサーバー上でテスト継続中のものであり、今後変更される可能性がある点にご注意ください。
コーナステーションの強み
- 無制限に回復し続けられる
- 回復1回につき35秒のクールダウンが設定されていますが、うまく使えばラウンド終了まで無制限にチームを回復し続けることができます。遊撃から戻ってきたオペレーターを自動回復するという使い方はもちろん、オーバーヒールもかかるので、拠点内に突入してきた攻撃側を押し返すのに強力なサポートガジェットとなるでしょう。
- Thunderbird本人は自由行動ができる
- 「スティムピストル」で味方を回復するDocとは異なり、Thunderbirdはガジェットを設置した後は単独行動ができます。強力な武器やサブガジェットで攻撃側をけん制し、たとえThunderbirdが倒されても、残ったガジェットが味方を支援し続けてくれます。
- 蘇生も自動で行える
- 自動で蘇生ができるのも大きな強みです。通常、味方を蘇生するにはチームメイトに手を貸してもらう必要があり、その瞬間が隙になってしまうリスクがありましたが、コーナステーションがあれば負傷したオペレーターの自力復活が可能になるため、逆転のチャンスも広がります。
コーナステーションの注意点
- 敵も回復してしまう
- コーナステーションには敵と味方を区別する機能がありません。たとえばThunderbirdが遊撃に出て、拠点から離れた部屋にコーナステーションを設置。その後Thunderbirdが倒されてしまうと、部屋を取られるだけでなく攻撃側に回復スポットを与えてしまいます。撤退する際は必ずコーナを回収、または破壊するようにしましょう
- 効果範囲内では必ず起動してしまう
- まだ回復の必要がないときでも、コーナの効果範囲に入ると30HP(オーバーヒール含む)が回復され、ガジェット本体はリチャージ状態になってしまいます。本当に回復が必要なとき以外は、効果範囲に入らないよう注意が必要でしょう
- リチャージが完了したコーナは、次に効果範囲に誰かが入るまで待機状態となります
- 回復対象を選べない
- コーナは効果範囲内の体力が最も少ないプレイヤーを回復します(同数の場合はランダム)。たとえば残りHPが20と70のプレイヤーが範囲内にいた場合は、HP20の方が回復されるので、もしHP70の方を先に回復したいならHP20の方は効果範囲から離れる必要があります
- 上下に使うのは不可
- コーナの効果範囲は狭く、床を鉄骨化したところに設置して下の階にいる味方を回復するような使い方はできません。今後のマップ研究次第では可能な場所が見つかるかもしれませんが、基本的には平面での運用が想定されており、その点ではDocの方が融通が利くと言えるでしょう。
- リチャージ時間はやや長め(35秒)
- 即時の回復が必要な状況ではDocの方が頼りになるでしょう。
防衛全体の継戦能力は上がるか
新たな回復オペレーターとして登場したThunderbirdと固有ガジェットのコーナステーションは、「味方を回復する」という、シンプルなようで非常に強力な効果でチームに貢献することが期待されます。
一定時間ごとに回復のチャンスが得られるようになった防衛側は、継続戦闘能力が一気に上昇することが見込まれ、わずかな残りHPの差で勝敗が分かれるラウンドも増えるでしょう。
一方で、シージではどれだけ体力が残っていてもヘッドショットが確定1キルとなるので、ヘッドショットの練習がいちばんの対策となるでしょう。「オペレーション・ノーススター」のテストサーバーは日本時間5月25日スタート。ぜひThunderbirdとコーナステーションを使い、防衛側の新戦術を編み出してみてください。
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コメント
コメント一覧 (2件)
アイコンとクールダウンが全員見れるってことは、扉のまんなかに置いておけば敵の進行を壁越しに見れるトラップとしても使える…?
本人がその場にいなくてもいいと言う最大のメリットかつ最大のデメリット。なかなか面白そう