Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』では世界大会「シックスインビテーショナル2021」がいよいよ最終日グランドファイナルを迎えました。一方この大会では新シーズン「オペレーション・ノーススター」の全情報も公開されており、今回はそのうち「ファベーラ」マップやデス後のイベントなど、新たにリワークされるコンテンツを紹介します
リワーク「ファベーラ」はほぼ新マップに
イヤー6シーズン2(Y6S2)「オペレーション・ノーススター」では、新オペレーターThunderbird(サンダーバード)が登場し、ラウンドが終わるまで永続的に回復をし続けられるガジェット「コーナステーション」で防衛オペレーターたちを支援します。
一方でオペレーターたちが対戦するマップに関しては、Y6S2で「ファベーラ」がリワークされます。
「ファベーラ」は今から約5年前のY1S3「オペレーション・スカルレイン」で実装された、ブラジルのファベーラ(貧民街)をモチーフにしたマップです。建物の外壁を含めて、破壊可能な壁や床の割合が全マップ中最大というのが大きな特徴で、建物全体を貫くようにあらゆる射線が通ってしまうことから、防衛側はまともな作戦を組むことができないアンバランスなマップでした。
リワークされた「ファベーラ」は全体がほとんど原型をとどめていません。各部屋の名称や壁の位置、階段の位置が変更され、他にもこれまでなかった部屋や窓が追加されているため、完全新規マップのようにさえ見えます。3階部分はあるものの、ほとんどは2階建ての構造物として完結しており、窓や破壊可能な外壁の数も適度なものです。
今回のファベーラは夜マップであることも大きな特徴です。夜マップはかつて視認性の問題からすべて削除されたマップバリエーションですが、数年の時を経てグラフィック技術が大きく進化したのか、活気ある夜のブラジルの雰囲気をそのままに、敵の視認性も昼マップと同等の水準を保っています。
なおリワークされた「ファベーラ」は「民家」と同様にカジュアルリワークに分類されるため、ランクマッチや競技用のマッププールには採用されません。とはいえカジュアル勢にとってはリワーク前よりもはるかに遊びやすくなっているので、どの防衛拠点が強いか、どんなオペレーター構成が必要かなど、テストサーバーでぜひ調べてみてください。
ゲームシステムへのリワーク
HPシステムがリワーク
追記:このアップデートはテストサーバーのみの変更であり、Y6S2リリース時の実装は保証されていません。
- 各アーマーはダメージを軽減するのではなく、レベルによって最大HPが変化するようになる
- テストビルドでは以下のようになっていた
- アーマー3:125HP
- アーマー2:110HP
- アーマー1:100HP
- この値は現在も調整対象で今後変更される可能性がある
バレルの仕様が統一
銃器に装着するバレルアタッチメントのうち、フラッシュハイダー、コンペンセイター、マズルブレーキがリワークされます。各種のバレルのうち、この3種は「何をつければいいのか分からない」という質問が多く、プレイヤー個々の感覚で決めることが主でしたが、Y6S2では以下のように統一されます。
- フラッシュハイダー:武器の縦反動を軽減
- コンペンセイター:武器の横反動を軽減
- マズルブレーキ:発砲後、銃口が中央に戻るまでの時間が短縮
厳密には、過去の検証によりこれらの仕様は解明されており、以前から知っていた方には違いが分からないかもしれませんが、改めて分かりやすく定義されたことでバレル選択は遥かに楽になるでしょう。なおサプレッサーと拡張型バレルの変更はありません。
リコイルコントロールに難のある武器をよく使うという方は、Y6S2がリリースされたら早速、訓練場で各種のバレルを試してみてください。
デス後のイベントを調整
対戦中に倒されてデス判定となった後に起きる一連のイベントが、Y6S2で整理・リワークされました。
現在は対戦中にデスすると以下の流れとなり、スキップできるのは「4」のデスカメラ(リプレイ)だけです。
- デスする
- 倒れた自分の姿が三人称視点で映る
- 自分を倒したオペレーターの名前と顔が映る
- デスカメラが死亡時の状況を映す
- 観戦画面へ移行
しかしY6S2からは、「2」も新たにスキップできるようになり、「3」は削除されます(倒された相手の情報は左下に表示)。
つまり倒された状況が明白である場合は、デスした瞬間にスキップで観戦画面へ移行し、素早く味方のサポートに回ることができます。
また、デスしたオペレーターは消滅し、武器だけを残してアイコンがその場に表示されるようになります。今後は誤って死体を撃って敵に位置を知られる、といったことはなくなるでしょう。
弾痕ピークは禁止へ
昨今使われる頻度が増したテクニックに、いわゆる弾痕ピークというものがあります。ハンドガンなどの単発銃を使って壁に小さな穴を開け、視認するのが非常に難しいその穴をのぞきながら、やってくる敵を一方的に撃つというものです。
「誰でも使えるテクニックなので許容範囲」という意見もあれば、「対処が難しくフェアではない」という意見もあり、長らく議論となっていましたが、Y6S2ではこれが正式に不可能になります。
単発銃で壁を撃つと、これまで同様に銃弾は貫通し弾痕も残りますが、穴はテクスチャで塞がれて向こう側が見えなくなります。向こう側を見るには、「殴って穴を開ける」か、「殴るのと同程度の範囲を銃で破壊する」など、最低限の大きさの穴が必要になります。
なおバリケードではこれまで通り弾痕ピークが可能です。どのように立ち回りが変化しそうか、テストサーバーでぜひお試しください。
ディフューザーのピック・放棄コマンドが別キーに割り当て
これまではインタラクトキーと同じであったため、間違って落としてしまうトラブルもあったディフューザーですが、これを個別のキーに割り当てられるようになりました。
アイコンやインターフェース、スコアボードがリワーク
Y6S2ではデザイン面でも細かなリワークが施され、オペレーターアイコンは、これまで白枠だったものがすべて作り直されて濃いグレーの枠になりました。
またスコアボードもデザインが刷新されています。キル・デスなどの基本情報に加えて、ラウンド履歴も新たに確認できるようになりました。
さらに防衛側には破壊したドローンの数が表示されるようになり(画像右上)、これまでチーム内で自力が数えていた作業が省略できます。
他にも「対戦中のロードアウト選択画面のデザインが変わっている」、「操作中のドローンにツノのようなアンテナが伸びる」、「Hibana(ヒバナ)やAmaru(アマル)のガジェットアイコンが変わっている」など、さまざまな細かい変更が施されています。
Y6S1のテストサーバーでも、「クラブハウス」地下の遮蔽物が変化していたという例があったため、他にも発表されていない細かな変更点があるのかもしれません。Y6S2「オペレーション・ノーススター」のテストサーバーがスタートしたら、ぜひ既存のコンテンツをすみずみまで調べてみてください。
TESTをもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。
コメント
コメント一覧 (7件)
オメーら(一人)
複眼なんやろなあ…
マジでオメーら文字読めねえの?ドローンは自分のしか使えねえよ
つか良い位置に仕込んだドローン勝手に動かされて壊されるのは困るんだが
ファベーラはどのみちクソマップのままだしカジュアルだとまた皆抜けていきそう
ファベーラ以外にも言えることだが折角リワークするなら競技シーンで使えるようにリワークして欲しい
大会マップも大体の6ヵ所(カフェ、領事館、クラブハウス、海岸線、ヴィラ、オレゴン)位でローテーションしてるだけだから飽きてくる
カジュアルリワークとかいう意味のないことすんのやめて欲しいわマジで
ファベーラのリワーク自体は嬉しいけど
初心者向けに基本が詰まったコンパクトなマップとかならまだ良いけど、それですら無いからクソマップからクソマップに作り替えてる無為な作業になってんだよ
負の遺産ファベーラがようやくリワークされる
5年以上待ったぞ
「「「ドローンにツノが!!!」」」