BF2042： 財務報告会でEA CEOが「売上が想定以下」とコメント、今後はよりユーザーの意見を取り入れた改善を目指す

シーズン1の延期を発表したばかりの『Battlefield 2042（バトルフィールド2042）』ですが、財務報告会にて首脳陣からも失望の意と反省を表明されてしまいました。

失望と反省のBF2042

アメリカ太平洋時間の2月1日に、Electronic Arts（EA）の2022年第3四半期財務報告が行われ、報告会に出席したEAのCEO Andrew Willson氏が、「Battlefield 2042のローンチは私達の想定に届きませんでした」と報告しました。

Willson氏は『BF2042』の売上が想定以下となった理由を、128人対戦という新しく大規模なゲーム性を導入した革新的な作品を目指して開発されたものの、たった2年という開発期間しかなかったこと、そしてリモートワークという環境のせいで、とても厳しい状況に置かれてしまったことと分析しています。

それでもいくつかのテストを重ね、プレイヤーに満足してもらえるはずと自信を持って『BF 2042』を送り出しました。しかしながら、ゲームのパフォーマンス問題、新しいゲームデザインがコミュニティに受け入れられなかったなど、様々な問題を抱えてしまっていました。

Willson氏はこれらの点を反省し、『BF2042』の本当のポテンシャルを引き出すことと、『BF』シリーズのファンと向き合うことを表明しています。

また、同社のCFOのBlake Jorgensen氏は『BF2042』の売上は確かに少なかったものの、本作の目標は長期に渡って新しいコンテンツを追加し、新しい遊び方を提供し、新しい興奮を届けることとも述べています。

今回の財務報告会に先駆け、EA/DICEは『BF 2042』のシーズン1の開幕を夏まで延期し、ゲームの改善に注力すると発表しています。

• BF2042：「シーズン1」が初夏に延期、限定版購入者へお詫びのアイテムバンドル配布

世代交代か

なお、EAの2022年第3四半期の収支は約75億ドルに登りましたが、Jorgensen氏は今季の『BF2042』は全体の10％しか見込んでおらず、2023年度は全体の5％しか見込んでいないとも認めています。 一方で、EAのポートフォリオの中で大きく収益を伸ばしたのが『Apex Legends』です。

特に、今年度は『Apex Legends』がこれまで以上に収益を伸ばしたことから、EAの代表作は『EA Sports FIFA』シリーズと『Apex Legends』の時代となってしまったのかもしれません。

あわせて読みたい

エーペックスレジェンズ：「2021年は2,800万人以上のプレイヤー増」、EA業績発表で脅威の成長判明 Respawn Entertainmentの『Apex Legends（エーペックスレジェンズ）』では現地時間2月8日よりシーズン12「デファイアンス」がスタート。現地時間2月1日には、販売を手が...

Source: EA, @ZhugeEX