先日、厚さ約9cmの『PlayStation 5』をわずか2cmの銅板筐体におさめて『PS5 Slim』を自作したYouTuberを紹介しましたが、今度は高さ30cmの『Xbox Series X』を2メートル超えの超巨大化させてしまったYouTuberを紹介します。
マイクロソフトに不満を持った一人の男性
かつて、アメリカのマイクロソフトがXbox Series Xを模した超巨大冷蔵庫をイベント用にリリースしてファンに笑いを届けました。 しかし、とある人物にはただのXbox Series Xの見た目の冷蔵庫でしかないと不満を感じ、それならば自分で作ってしまおうと超巨大Xbox Series Xを自作してしまいました。
今回の動画を企画したのはYouTuberのMichael Pick氏。 Pick氏は過去にも超巨大『任天堂スイッチ』を自作して病院に寄付をしています。 しかも、今回はXbox Series Xを児童施設に寄付をするまえに、チャンネル登録者数2420万人を誇るアーティストYouTuberのZHCにコラボしてもらい、超巨大Xbox Series Xの側面にアートを描いてから寄付をしています。
まずは木材で超巨大Xbox Series Xのフレームを製作します。 ここで最初の難関となるのがフレーム天井部分の通気口です。 実製品のXbox Series Xの通気口はなめらかなカーブを描いて空気の流れを作っています。しかし、マイクロソフトが巨大Xbox Series X冷蔵庫を製作したときは、ただの平らな板を取り付けただけで実物の再現はしませんでした。 そこでPick氏は実物を再現するために約2週間かけて緻密に計算した部品を3Dプリントして天井部分を製作しました。 全高2メートルの天井部分なんて誰も見ないとPick氏自身が分かっていてもやり遂げました。
本家よりも忠実な再現度
今度は背面のディテールのクオリティアップに取り掛かります。 マイクロソフトは超巨大冷蔵庫を製作したときに、背面も実物のXbox Series Xをほぼ再現していませんでした。 そこでPick氏はできる限り実物の背面を再現することに。 USB端子や電源端子といった各部品をエポキシで3Dプリント。 さらに各端子のデカールも作り上げて本家よりも忠実な再現を行います。
仕上げにXbox Series Xの電源ボタンを製作します。 半透明のエポキシで3Dプリントしたあとに、背面からLEDライトの光を当てることで、実物と同じように電源ボタンと天井部分がライトアップされます。
巨大フレームの中部には実物のXbox Series Xを収納する棚を製作。 超巨大フレームの各ボタンを押すと、そのボタンに連動したサーボモーターユニットが実物のボタンを押して動作します。
ゲーム自体はXbox Series Xそのもので起動しているのでなんの問題もありません。 これにて縦2.08メートル、横1.04メートル、重さ113.4kgの超巨大Xbox Series Xは完成しました。 このXbox Series Xは史上最も大きなXbox Series Xとしてギネス記録に認定されています。
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