『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』の日本国内プロリーグ「Rainbow Six Japan League 2022(レインボーシックス ジャパンリーグ2022)」(以下、RJL 2022)では、レギュラーシーズン最終節となるDAY9の各試合が開催され、シーズン3の全日程を終えました。
「RJL 2022」シーズン3が完結
『レインボーシックス シージ』eスポーツ競技シーンにおける、日本国内プロリーグRJL(Rainbow Six Japan League)。年間優勝は既にKAWASAKI SCARZが決めていましたが、10月16日に最終節が行われたシーズン3の優勝チームはDONUTS USGとなりました。
USGはシーズン1こそ3位だったものの、シーズン2では9位と振るわず、チームスタイルの再確認が求められていました。しかしシーズン3ではしっかり修正を完了し、10月末より行われる「Japan Invitational 2022(ジャパンインビテーショナル2022)」の前半部分にあたる、国内6チームによる予選トーナントへの出場権を確保しました。
各試合の配信ログはX-MOMENTのYouTubeチャンネルよりご視聴ください。
- シーズン3 DAY9結果
- FAV gaming vs IGZIST:4-7
- PSG Esports vs Sengoku Gaming:7-5
- REJECT vs DONUTS USG:2-7
- FNATIC vs Crest Gaming Lst :5-7
- CYCLOPS athlete gaming vs SCARZ:2-7
RJL 2022シーズン3が完結
3シーズンに渡って行われた「RJL 2022」のレギュラーシーズンも、10月16日で最終節を迎えました。
この日の第1試合はFAV vs IGZIST(クラブハウス)。IGZISTは第1ラウンドから、FAVの攻撃手順をしっかり研究したと思われる的確な対応を見せてパーフェクトラウンドで終わらせると、その後もMaavi選手の活躍もあり、1-5で大量リードして攻防交代します。
その後、IGZISTは先に2-6でマッチポイントを獲得すると、FAVの粘りを退けて4-7で最終戦での勝利を得ました。年間8位で入れ替え戦への出場が決定しているIGZISTですが、Vbort選手の加入からシーズン3にかけては、ガンファイトの強さに加え、チームとしての状況把握の精度に磨きがかかっています。入れ替え戦に向けても、来季への生存に期待がもてるパフォーマンスを披露していました。
第2試合のPSG vs SG(山荘)では、攻撃スタートしたPSGが重要エリアを着実に潰しながら拠点を包囲し4連取。4-2で攻防交代します。攻撃に回ったSGも堅実な攻めを見せますが、拮抗した状況では先にポイントでリードしていたPSGに有利に働き、7-5でPSGの勝利となりました。
フットボール界の大所であるパリサンジェルマンの旗を掲げて日本に登場し、各シーズンで少しずつパフォーマンスを上げていったPSGシージチーム。試合後インタビューでReMuSe選手が語るには、シーズン3では練習時の考え方を変えて、選手の撃ち合いの強さを活かしていったことが改善につながったそうです。なお勝利したPSGですが、入れ替え戦ステージ1では、再びSGと対面することが既に決まっています。
USGがシーズン3優勝
第3試合はUSG vs REJECT。USGの勝率の高い「ヴィラ」で敢えて戦うREJECTでしたが、USGはこの挑戦を堂々と受け止め、序盤を3-0でリード。REJECTにタイムアウトを使わせることに成功します。
その後もガジェットで時間を使わせつつ REJECTを苦しめ、5-0で大量リード。防衛ラウンドのうち半分はMaestro(マエストロ)で最後列を務めていたAokayu選手が、5ラウンド終わってキル・デスともにゼロだったことからも、REJECTの進行計画を途中で打破できていた様がうかがえました。
第6ラウンドでは手早く遊撃を排除し、ディフューザー設置まで行き着けたREJECTでしたが、ここでAokayu選手がアンカーの役目を果たして6-0で攻防交代。REJECTも6-2まで粘りましたが、最後は撃ち合いをそれぞれ制したUSGが、7-2で勝利を飾りました。
この後の試合によって、USGのシーズン3優勝が決定しました。シーズン1、2ではスポットライトをSCARZに奪われていたUSGでしたが、シーズン3ではしっかり回復に成功し、入れ替え戦に向けて期待を感じさせる結果となりました。
FNATIC vs CGL(カフェ)。CGLからは攻撃で新手が見られ、普段は最前列でガンファイトを担当するArcully選手がディフューザーを持って戦いました。結局ディフューザー設置は見られなかったものの、作戦的にはFNATICを揺さぶる効果があったようで、2-4でリードして折り返し。攻防交代後も2-6と快調にマッチポイントを獲得します。
FNATICも5-6まで詰めましたが、最後はCGLが守り切って5-7で勝利し、最終節の試合を終えました。
試合後インタビューでOkOmEsH選手が語るには、用意していた作戦がすべて機能したとのことで、シーズン1と2で敗れたFNATICを相手にシーズン3でのリベンジに成功しました。
レギュラーシーズン最後の試合はCAG vs SCARZ(テーマパーク)。攻撃スタートのCAGは、2ラウンド目こそパーフェクトでポイントを取得しますが、SCARZからはRec選手が遊撃で活躍。さらに第6ラウンドではTaiyo選手がクラッチを決め、防衛有利なマップ構造も手伝ってSCARZが1-5で大量リードします。
攻撃に回ってからも、一度は防衛を通したCAGでしたが、SCARZが着実に最後のポイントを取って2-7で勝利するという、早期の決着となりました。
年間優勝を決めたものの、シーズン3では浮き沈みが激しかったSCARZ。日本王者の座を確たるものとすべく、まずは10月21日よりタイで開催される国際トーナメントROG Masters Asia-Pacific 2022に日本代表として出場します。
戦いの舞台はRJIへ
年間のレギュラーシーズンが完結した「RJL 2022」ですが、ここからは真の王者を決める招待制トーナメント「Rainbow Six Japan Invitational 2022」がスタートします。
まずはその国内予選トーナメントが、10月29日よりオンライン開催されます。ここでは「RJL 2022」で高い成績をおさめた6チームが激突し、上位2チームがその後のオフライントーナメントへ進出します。
このオフライントーナメントは、11月5日の6日の2日間に渡って、ベルサール高田馬場にて有観客開催されます。海外チームの招待枠として、韓国のDWGとフランスのBDSも来日。日本のトップ2チームと合わせた4チームで、ダブルイリミネーション形式で王者を決定します。
「RJI 2022」チケット、一般販売は10月20日より
2022年度をしめくくるに相応しい「RJI 2022」のチケットは、各座席が10月20日より一般販売されます。世界レベルの戦いを間近で見られる、またとないチャンスをお見逃し無く。
- 先行販売(抽選制):(終了)
- 一般販売(先着制):10月20日正午から受付開始
- チケット販売サイト:イープラス
RJL 2022の全試合はX-MOMENTのYouTubeチャンネルにて、日本語実況つきで配信されます。
次回はいよいよ最終節DAY9。こちらはRJOファイナルの翌日である、10月16日に各試合が実施されます。
Source: Twitter, X-MOMENT
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