本日2023年7月14日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ2 )』の短編アニメーションシリーズ“GENESIS”のパート2「INNOCENCE」を公開。
全3話構成で展開される本シリーズの第2話では、知的存在として認められたオーロラの旅路と苦悩、オムニック・クライシスの勃発とオーバーウオッチの結成が描かれています。
GENESIS – PART TWO: INNOCENCE
パート2:「生誕」は現在、英語版のみの公開となっていますが日本語版は14日の午後2時に公開が予定されています。パート1:「夜明け」のあらすじについては、こちらの記事をご確認ください。
パート2:「INNOCENCE」の主な内容と補足
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パート2「創生」は、パート1のラストシーン「オーロラ」の誕生直後から始まります。感覚を持って生まれたオーロラは、開発者たちが用意したテストすべてをクリア。そのようなロボットの誕生を世界が知った後、オーロラは知的存在であることが認められ自由を獲得します。
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自由を得たオーロラは世界中をめぐり、人間の生活やコミュニティから様々な善悪を学習して行きます。しかし、その旅路の中でオーロラは「自分自身」や「魂」の存在について疑問を持つようになってしまいました。
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一方、オーロラを開発したことで国連による厳しい監視が向けられたオムニカ・コーポレーションでは、不祥事が相次ぎます。結果、オムニカ・コーポレーションは廃業となり、オムニウムと呼ばれるオムニックの自動生産ラインは停止。人々の記憶から忘れ去られていきます。
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時は流れ、突如世界中でオムニックによる反乱(オムニック・クライシス)が発生。活動を停止していたはずのオムニウムは、それを統括していたゴッドプログラムの1つ「アヌビス」に乗っ取られてしまい、プログラムにはない独自設計の戦闘用オムニックの生産を始めます。
この時に生産された「R-7000」と呼ばれるタイプのオムニックの内1体が、現在ヌルセクターを率いている「ラマットラ」です。
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圧倒的な破壊力で人類の滅亡を目論むオムニック軍に対し、人類の望みは絶たれたかに思えたその時、世界中から各分野のエリートを集めた集団「オーバーウォッチ」が誕生。
現在のソルジャー76やリーパー、アナ、ラインハルト、トールビョーンといったお馴染みのメンバーたちに加え、オーロラの開発に深くかかわったミナ・リャオ博士も創設メンバーとして参加しています。
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オーバーウォッチの参戦によって徐々に反撃を開始する人類。しかし、感情を持たないアヌビスは戦闘用オムニックの量産を続けます。大量のオムニック軍団 vs 人類の希望オーバーウォッチ。最終決戦が始まろうとしています。
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ゴッドプログラム「アヌビス」
今回オムニウムの乗っ取りを行い、オムニック・クライシスを引き起こしたゴッドプログラムとして登場した「アヌビス」は、オムニック・クライシス終戦後オーバーウォッチによって回収されています。
オーバーウォッチ解散後は、アヌビスは国連の資金提供を受ける民間のセキュリティ会社「ヘリックス・セキュリティ・インターナショナル(以下、ヘリックス社)」によって管理されることになります。
ヘリックス社によって管理されていたはずのアヌビスが再度暴走し、ヘリックス所属のファラたちがそれを止めに行くという事件については、オフィシャルコミック「任務のためなら」で描かれています。
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「ヘリックス社」とオーバーウォッチの世界観
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また、ヘリックス社はアヌビスの管理やファラが所属している以外にもオーバーウォッチのストーリーによく登場する企業であり、一部ですが以下のような関わりがあります。
- オーバーウオッチ所有の施設であった「Watchpoint: Grand Mesa」の管理
- ソルジャー76が所有する武器の管理(上記施設から窃取)
- ドゥームフィストを収監していた施設の管理(後に脱獄される)
- ソンブラが自身の目的のために社のファイアウォール突破を画策(Temple of Anubisのボイス・ライン)
加えて、マーシーの短編小説「ヴァルキリー」にも登場しており、民間人への被害を軽視する節がある事で知られています。
それなのに平和維持部隊のヘリックスは、実際のところ傭兵に毛が生えた程度の存在でしかない。彼らはあくまで政府を守るために雇われたのであり、国民を守るためには動かない――オーバーウォッチの代わりなのだから当然なのだが。
短編小説「ヴァルキリー」より
「GENESIS」と深い関係を持つ短編小説「ストーン・バイ・ストーン」に登場する企業「ヴィシュカー・コーポレーション」といい、この世界に登場する巨大企業にはどこか後ろ暗い部分が見え隠れしますね。
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「GENESIS」公開スケジュール
短編アニメーションシリーズ「GENESIS」の公開スケジュールは以下のようになっており、週1ペースでの公開が予定されています。
Source: Overwatch 2
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