Ubisoft(ユービーアイソフト)は、基本プレイ無料FPS『XDefiant(エックスディファイアント)』の正式リリースに向けて作業継続中。12月6日には、エグゼクティブ・プロデューサーのMark Rubin氏より、現在の進捗が報告された。
延期は発表したものの、改善作業は順調。ネットコードやサーバーのさまざまな問題点を解消し、年明け2024年から、リリースに向けたサブミッション用テストを行う予定とのこと。
『エックスディファイアント』の開発状況は?いつ発売?
『エックスディファイアント』は基本プレイ無料の新作アリーナシューター。タクティカル要素を重視したFPSへの人気が高まる中、一世代前の『Call of Duty(コール・オブ・デューティ)』作品を思わせる、シンプルかつスピーディーなガンファイトが楽しめる期待作だ。
元々は、2023年夏のリリースが予告されていた。春には各プラットフォームでベータテストも実施され、プレイヤーからの評価も上々。リリースに向けてシーズン4までのロードマップも公開済みだった。
しかし、9月に行われたPC版パブリックテストを経て不具合が発覚。PlayStationなどファーストパーティーからの承認も得られず、一連の問題を解消するためにリリース延期が発表された。
年始からサブミッションに向けたテスト実施
エグゼクティブ・プロデューサーのMark Rubin氏は、以前からコミュニティに向けて内部事情を不定期に報告している。12月6日にも、その後のアップデートを自身のXアカウントに掲載した。
これまでと同様、具体的なリリース日について公式に約束できるものはない。年内は、以下の作業を実施中とのこと。
- パーティーシステムの改善:
- クロスプレイが動作しない不具合に対処。以前のものから、Ubisoftの他のゲームで使われている新しいパーティーシステムを実装した
- ネットコードの改善:
- サードパーティーのセキュリティソフトウェアが、致命的なバグを引き起こしていたと判明。現在は修正済み
- サーバーをLinuxに移行:
- サーバー全体をLinuxに移行。すべての作業を完了しており、安定性とサーバースケールが向上。ロード時間がより早くなった
そしてホリデーシーズンが終わったところで、サブミッション(ファーストパーティーであるPlayStationやXboxにゲームを提出し、リリースの承認テストをしてもらうこと)に向けたテストを行う。同時に、最後のバグ修正を行い、新しい問題が浮上しなければようやく「リリース準備完了」となる。
2024年内にはリリースできると考えたいが、そもそも2023年夏のリリース予定だった点を踏まえると、楽観はできない。上述した通り、まずは各所でのテストをクリアしなければならないため、リリース日は開発スタッフを含めて誰にも分からない。
とはいえ、Rubin氏がプレイヤー側に対しコンスタントに情報共有をしてくれているのは不幸中の幸いだ。2024年こそ、エグゼクティブ・プロデューサーだけでなく『エックスディファイアント』公式Xアカウントからの吉報を待ちたい。
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お前がFPS最後の希望だ