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レビュー:これ1台で完璧!ゲーム配信者向けハイエンドUSBダイナミックマイク「ロジクールG YETI GX」の使用感と推奨設定

これ1つで完璧!配信者向けハイエンドUSBダイナミックマイク「ロジクールG YETI GX」正直レビュー
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Logicool(ロジクール)は、同社が手がけるゲーミングマイクのブランド「Yeti(イェティ)」から新たにハイエンドマイク「ロジクールG YETI GX」を2月15日より国内での販売を開始する。

本製品は、ロジクール G初となるダイナミックマイクで、コンデンサーマイクと比べ拾いたい音を選別しやすい。そんな「YETI GX」を2週間ほど試用させてもらったので、使い勝手を重視したレビューをお届けする。

CONTENTS

ロジクールG YETI GX レビュー

ロジクールG YETI GX 公式紹介動画
  • どんな機種?:2024年発売!ロジクールG初のダイナミックマイク
  • 向いてる人は?:雑音を極限まで減らせるマイク音質が欲しい配信者
  • 向いていない人は?:楽曲収録や息遣いも入れたい人
  • 競合製品は?:FIFINE K651 / RAZER SEIREN V2 PRO / SHURE MV7-K-J など
  • 立ち位置は?:配信者向けの高価格帯ダイナミックマイク
  • カラーは?:ブラック
  • 良いとこは?:ゲイン自動調整機能と内蔵ショックマウントによる衝撃音の吸収
  • いまいちなとこは?:お値段
  • 同梱物は?:製品本体、着脱式デスクトップスタンド、USB-C - USB-A ケーブル(2m)、マイクスタンド/アーム用アダプター(3/8 インチ用・5/8 インチ用)
  • 価格は?:32,780円(税込)
  • 購入先Amazon.co.jp / ロジクールストア
  • 公式サイトロジクールG 公式サイト
YETI-GX 全同梱物
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ダイナミックマイクとは?

コンデンサーマイクと比べて振動や雑音を拾いにくく、収録環境に左右されづらい反面、楽器収録には向いていない。ゲーム配信が目的で特にこだわりがないなら、ダイナミックマイクがおすすめ。

ロジクールG YETI GX 正直レビュー 結論

YETI GX
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 接続してスグ使えるUSB式
  • コンパクトかつクールなデザイン
  • ダイナミックマイクで珍しいスタンド付属
  • 叩いてもほぼ無音!内蔵ショックマウント&ノイズリダクション効果がスゴい
  • ゲイン自動調整(スマートオーディオロック)が便利
  • 雰囲気たっぷりのRGB
  • G HUBのBlueVo!ce。絶対ON
  • マイクを操作するミュートボタンとホイールの質がゲーミングマウス
デメリット
  • お値段

デバイスマニアの個人的な結論から言うと、お世辞抜きで「まず困る要素なし」と言える完成度。ゲーム配信者には特におすすめと感じた。音質より使い勝手を重視した結果、同じUSBコンデンサーマイクを4年以上も使い続けていた筆者だが、今後はYETI GXをメインにする予定だ。ただし、まったく不満がないわけではないので後述しよう。

YETI GX ギャラリー

YETI GX の良いところ

  • USB接続でスグ使える!オーディオインターフェースは不要
  • コンパクトなデザインは視界を遮らない
  • ダイナミックマイクに珍しい着脱式スタンド付属
  • 本体のゲイン調整ホイールがG403と同じ。ミュートボタンはクリッキー
  • スーパーカーディオイド(超単一指向性)で正面の音をキレイにキャッチ
  • ゲイン自動調整(スマートオーディオロック)が超便利!叫んでも耳に優しい音量に
  • 内蔵ショックマウントによるノイズリダクションがスゴい
  • 雰囲気たっぷりのRGBエフェクト
  • PC専用アプリG HUBからマイク音質をさらに強化
    • BLUE VO!CE機能は必須!アプリを落としても効果は継続
    • 専用のボイスチェンジャーアプリとほぼ同等の調整が可能で、遅延も少ない
    • まだ開発中な感じだが、エイリアン声などおもしろボイスなどのパーティVCにも最適
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USB接続:マイクとPCどちらもUSBで接続する仕様。繋げるだけでスグ使用できて便利!マイク接続方法にはもう1つ、XLR接続というのがあるが、そちらはオーディオインターフェースが必須。さらに機器の専門的な知識が必要となる。

ロジクールG中の人曰く、「昨今はUSBでもダイナミックマイクの性能を引き出せるまで技術が進化した」とのこと。

デザイン:マイクは手のひらサイズでコンパクト。正面に置いても視界を遮る要素が少なく、配置に困らなくて良い!さらに曲線が美しい着脱式スタンドが付属。

ダイナミックマイクでスタンド付属は珍しいかも。何より、細部まで洗練されたデザインはさすがだ。

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ボタン:マイク本体のスクロールホイールからゲインを調整可能。数値は専用アプリ「G HUB」上で確認できる。ホイールは同社のゲーミングマウスG403と同等の物が使われており、スムーズな操作が可能。物理ミュートボタンはクリッキーな押し心地で、誤って触れてミュートになるトラブルとは無縁。

よく見るとミュートアイコンがYETI GXを横から見た姿のデフォルメでカワイイ

ゲイン自動調整:ホイールを押すと「スマートオーディオロック」が有効化。破裂音などの突然鳴る大きな音を検知する度にゲインを自動調整してくれる機能だ。聞き手の耳に余計な負担をかけずに済むので、基本的には無効にしておく理由がない。

筆者はゲーム中に叫んでしまう傾向があるので、最高の機能。

単一指向性:単一指向性マイクは音を拾う範囲を正面に絞り、横からのノイズを遮断する。つまり自分の声以外の余分な音が入りにくい。

YETI GXは通常の単一指向性マイクよりもさらに正面からの音を拾いやすいスーパーカーディオイドを採用。適正なセッティングでキーボードやマウス、エアコンなどの環境音を大幅にカットできる。

内蔵型ショックマウント:ダイナミックマイクは衝撃に強いと聞いたが、これほど外部からの振動を減らすノイズリダクションに優れたマイクは見たことがない。喋りながらマイクを揺らしたり手でペチペチ叩いても、ほとんど衝撃音は聞こえず声だけを正確に録音してくれる。

Logicool傘下の高音質マイクメーカーBlueの音響技術がここに生きている。

超多機能な専用アプリ:機能が豊富すぎるので後述するが、専用アプリ「G HUB」で「BLUE VO!CE」を有効にすれば、マイク入力に処理を加えて音質が向上する。

YETI GXの音質が優れているのもあって、BLUE VO!CE有効はかなりオススメ!設定次第でスタジオ級の収録環境に限りなく近づける。

YETI GX のいまいちなところ

  • お値段が強い(でもトータルだと安いかも)

筆者のマイク経験が少ないとはいえ、YETI GX単体の機能で困ると感じた要素は全く無いと言っていい程、完成度が高い。その故に、唯一の懸念点は3万円を超える価格設定となる。

ダイナミックマイクの価格比較

同系統のUSBダイナミックマイク「FIFINE K688」「Razer Seiren V2 Pro」「SHURE MV7」「YETI GX」の発売日と指向性パターン、専用ソフトの有無、価格などを簡単に比較してみよう。ロジクールと並ぶ大手ゲーミングデバイスメーカーのRazer製マイクや、ネット上の候補としてよく見かけるマイク製品を選んでみた。

スクロールできます
-FIFINE K688Razer Seiren V2 ProSHURE MV7YETI GX
発売日2022/10/222021/11/122020/11/22024/2/15
指向性パターン単一指向性超単一指向性単一指向性超単一指向性
専用ソフトの有無有(Razer synapse)有(ShurePlus MOTIV)有(BLUE VO!CE)
一言格安何故か価格高騰シンプルな外観RGBが美しい
定価(税込)¥14,599¥18,980¥31,596¥32,780
Amazon価格¥10,049 ¥26,022¥30,473¥32,780
競合ダイナミックマイクとの比較。価格は執筆時

他のダイナミックマイクと比べると、執筆時ではYETI GXが最も高額。もちろん安いにこしたことはないが、マイク単体でも機能が優れている点や、RGB等のデザインにもこだわりが見られるので、ある程度コストがかかっていることは察せられる。

それでもYETI GXを選ぶことで総合的に見てもコストを抑えられる可能性がある。例えばコンデンサーマイクは基本的にポップガードやショックマウントの追加が必要で、XLR形式のマイクを使用する場合はオーディオインターフェースが別途必要になる。また、マイク音質を加工したい場合は専用サービスなどのエフェクトアプリにも課金が発生する。これらの要素を考慮すると、YETI GXは全てセットになっているため、購入時にアレコレと迷う必要がないのは強みと言える。

オーディオインターフェースとは?

XLRマイクのアナログ信号を、PCでも処理できるようにデジタル信号へと変換するデバイス。扱うには専門的な知識が必要で、物によってはマイク以上の価格になることも。


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