予想される変更の影響
弾丸サイズと体力の増加
弾丸のサイズ増加は、最初に説明されているように自身のエイム力に見合った成果を挙げやすくなる良い調整のように見える。同時にエイムが苦手なプレイヤーであっても、気持ちよくゲームをプレイできる機会が増えるのではないだろうか。
体力増加については、回復や退避の余地が増加するため、エイム力のごり押しやラッキーショットによるデスを減少させる効果に期待できる。しかし、他の調整内容次第ではあるものの弾丸サイズの増加と単純に相殺されるわけではなく、これまでのキルプランを見直す必要のあるヒーローは多数現れるだろう。
例として、ゲンジの“龍撃剣”が挙げられる。ゲンジの“龍撃剣”は1斬り110ダメージであるため、シーズン9以降は200族のキルに攻撃回数が1回多く必要になる。また、“ナノ・ブースト”の影響下においても、これまでの可能であった“風斬り”(75ダメージ)+“龍撃剣”1斬り(165ダメージ)による200族のキルができなくなっている。
ウィドウメイカーのように単発で300ものダメージを与えられるヒーローへの比較的影響は比較的小さいが、フルチャージであってもボディショット2発で現200族キルができなくなるなど、影響が全くないというわけではない。こういった現象が他のヒーローにも多々発生することになるだろう。
この問題はダメージ量の調整で簡単に元に戻すことが可能ではあるが、今回の記事では特に言及されていないため、抵抗の余地なく倒されるシーンを減少させたいという狙いが感じられる。
パッシブの変更 等
自己回復の追加は、先月時点でその狙いが「選択肢の増加」と「サポートヒーローの負担軽減」であることが説明されている。変更されたロール・パッシブについてはサポートは妥当な変更といった印象。ダメージについては、その効果時間や複数のダメージヒーローから同時に攻撃を受けた場合の影響などが気になるところだ。
総じて、プレイヤーのレベル帯を問わずエイム力と同時に戦術や連携、判断力の重要度が増す面白い調整と言えるのではないだろうか。オーバーウォッチ2のリリース以降、最大規模とも言える対戦バランスの変化が楽しみだ。
しかし、かなり大掛かりなバランス調整となるだけに、ロールの重要度やヒーローの強弱にバラつきが強く表れる可能性も高い。開発も予想していなかった問題点や、プレイヤー毎の好みの違いも少なからず見られるだろう。今回発表された調整内容を見て、皆さんはどのように考えるだろうか。
Source: Overwatch
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