ゲーミングデバイスメーカーであり、世界的人気ブランドでもあるRazer(レイザー)は3月1日、ゲーミングマイク「Razer Seiren(レイザーセイレン)」シリーズから、最新の「V3」モデル2種を発表。国内予約を開始した。
発売日はともに3月8日。メーカー希望小売価格は、「Razer Seiren V3 Chroma」が21,980円(税込)。「Razer Seiren V3 Mini」は8,380円(税込)。
ゲーミングマイク最新モデル「Razer Seiren V3 Chroma」
ゲーミングマイクの「Razer Seiren」シリーズから、新たにV3モデルが発表された。本体のマイク部分には鮮やかな色彩を放つRGBライティングが搭載されており、1,680万色を自由に表現&カスタマイズ可能。「Chroma Studio」を使い、10個のクロマゾーンの個別カスタマイズもできる。
さらに既存製品と同様、「ChromaRGB」に対応したすべてのRazerデバイスと同期させられる。また、Razerだけでなく、Philips Hue、Nanoleaf、Govee、Yeelight、Twinklyなど、50社以上のサードパーティー・ハードウェアにも対応。300以上のゲームタイトルとも連動させられる。自分自身やマイクも映るスタイルのストリーマーにとっては、配信空間を飾る新たな一要素となるだろう。
配信者向けには、ストリーミング連動ライティング機能も搭載。これは「Razer Streamer Companion」アプリを使うことで、配信時のアラートなどに対してマイクを反応させられるというもの。プレイとデバイスが連動することで、視聴者にとっても没入感の向上が期待できる。
タップ・トゥ・ミュート・センサー
「Razer Seiren V3 Chroma」マイクの天頂部分には、多機能な「タップ・トゥ・ミュート・センサー」がついている。力を入れずにちょっと触れるだけでマイクをミュートにできるという機能だが、他の用途にカスタマイズすることも。
たとえば2回タップすると照明設定のクイックエフェクトを切り替え。3回タップでライトのオン・オフ切り替え、といったことができる。
本体のダイヤルとも連動。センサーを長押しすることで、ダイヤルを使ってマイクゲインの調整や、ヘッドホンボリュームモニターの切り替えもできる。
配信者に向いたスーパーカーディオイドコンデンサーマイク
「Razer Seiren V3 Chroma」は「V2 X」と同じくコンデンサーマイクであり、配信者の声をしっかりと拾ってくれる。また通常の単一指向性マイクよりも、さらに正面からの音を拾いやすいスーパーカーディオイドの指向性を備えている。つまり、配信者の喋る声のみをクリアに拾い、手元のキーボード操作音や周囲の雑音などは配信にのせない構造だ。
さまざまな配信スタイルに対応したゲイン設定
高度なゲイン設定も可能。配信中は意図せず声が大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりする場面もあるだろう。オートゲインコントロール設定を使えば、配信者の声の大きさに合わせて自動的にゲインを調整してくれる。
また、ピーキングインジケーターを活用し、ゲインのしきい値を超えた大声に対してLEDが変化し、配信者に知らせるといったことができる。
こうした設定はいずれも感覚的に操作できる点も魅力。音響知識は勉強中という配信者でも、配信中に操作しやすいデザインになっている。
小型+廉価+機能充実の新定番マイク「Razer Seiren V3 Mini」
小型かつ手に取りやすいゲーミングマイクとして人気のある「Seiren Mini」も、「Razer Seiren V3 Mini」となって新登場。こちらもスーパーカーディオイドの指向性を持つコンデンサーマイク。
マイク天頂部分にタップ・トゥ・ミュート・センサーがついており、カスタマイズが可能な点も「Razer Seiren V3 Chroma」と同様。本体は光らないが、代わりに内蔵LEDでミュート状態かどうかを一目で確認できる。
「Razer Seiren V3 Chroma」と同じくオンボードストリームミキサー機能があり、小さいマイクでありながら、配信者用としては必要十分な、充実の機能をそなえている。
ChromaとMiniの違い
どちらも新モデルとなる「Razer Seiren V3 Chroma」と「Razer Seiren V3 Mini」。価格の他にも、機能には以下のような違いがある。
- RGBライティングは「Razer Seiren V3 Chroma」のみ
- 多機能ダイヤルがついているのは「Razer Seiren V3 Chroma」のみ
- 高度なゲイン設定ができるのは「Razer Seiren V3 Chroma」のみ
- ハイパスフィルターが使えるのは「Razer Seiren V3 Chroma」のみ
- 3色から選べるのは「Razer Seiren V3 Mini」のみ
どちらもスーパーカーディオイドのコンデンサーマイクだが、ライティングカラーも変えられて、より高機能なマイクを求めるなら「Razer Seiren V3 Chroma」がおすすめ。しかしエントリーモデルとしては「Razer Seiren V3 Mini」がうってつけ。
Miniの方は黒、白(Mercury)、ピンク(Quartz)の3色から選択可能。価格も1万円以下であるため、本格的なゲーミングマイクを求めるユーザーには手に取りやすいはず。
「Razer Seiren V3 Chroma」と「Razer Seiren V3 Mini」。新しいゲーミングマイクを探しているユーザーは、3月8日より発売されるこれらの新モデルを試してはいかがだろうか。
Source: Pressrelease
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