自称セキュリティ会社勤務のLizard SquadのメンバーがBBCラジオのインタビューに応じ、今回の事件を起こした理由らしきものやメンバー規模などを答えています。
なぜMicrosoftやSonyを狙ったのか?
インタビューに答えたセキュリティー会社に勤めると自称する22歳のLizard Squadメンバーは、MicrosoftとSonyがグローバルに活躍する大企業であり、そのような企業がこのようなアタックを防ぐ術を持っているかを世間に見せ、改善を促したかったとしている。
実際、マイクロソフトはネットワークのダウンに対する事態の収集を速やかに行ったが、Sonyは現在(インタビュー時)も事態の収集に追われており、いかに頼りないかが分かるとしている。
さらに、ユーザーから毎月お金を受け取っておきながら、こんなシンプルなアタックを防ぐための投資が出来ないほど、Sonyは守銭奴であるとも発言し、今回の件で考えを改めなくてはいけないだろうともした。
その他、ただ単に愉快犯的に犯行を楽しむメンバーもいるとも話しており、それぞれのメンバーが異なった目的で集まっている模様。
Lizard Squadのメンバー数は?リーダーは存在するのか?
10人にも満たないぐらいのメンバーで構成されており、リーダーは存在しない。誰かがアイデアを持ち込んで面白そうならやるといった形をとっているとのこと。
他人の時間を奪った自覚は?
クリスマスにゲーム機を買ってもらった子供達も多いと思うが、彼らのクリマスの時間を邪魔したという自覚は?という質問には、実際にサービスがダウンしたのは1日だけだったし、クリスマスというのは本来新しいゲーム機やおもちゃで遊ぶ日ではなく、家族と過ごす日ではないのか?と悪びれる様子もなく回答。
同じようなことをもう一度やるか?
同じような事件を起こすかは「分からない」と回答。今回のゲーム業界への攻撃も2週間前に発案し、2日程で計画して実行した程度の簡単なことだったと強調している。
メンバーそれぞれが異なった目的をもっており、楽しむのためだけにやるメンバーもいるので、何かが達成されたからといってやめる事はないとしている。
お金が目当てだったのか?
キム・ドットコム氏からバウチャーを受け取り攻撃を停止したが、それはきっかけに過ぎなかったと回答。金が目当てであればツイッターのフォロワー等を利用してマネタイズしていたとした。
Lizard Squad - Sky News Interview
BBCラジオのホストが終始半ギレ気味だったのが印象的。
クリスマスの過ごし方は皆それぞれで、ゲームをプレイするもしないも個人の自由。その個人の自由を侵害した自覚は薄いように感じます。
目的の異なる個人が集結した流動的な組織の犯行は、彼らの気まぐれによっていつでも起きる可能性があり、予測も不可能に近いと思われます。
PSNやXbox Liveといった大規模なネットワークが、10人にも満たないハッカーグループのシンプルな攻撃によって長時間のサービス停止を余儀なくされたのは紛れもない事実であり、今後、各企業の対策が重要となりそうです。
Source:Business Insider
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狂ってんな