今回の調整傾向と現環境
今回の調整は、主にエクスペリメンタルでテストされていた変更点の実装です。
傾向的には、ピック率の高いヒーローを弱体化し、低いヒーローを強化する一般的な調整傾向となっていますが、エクスペリメンタル時点では存在しなかったモイラのUltコスト増加を行うなど、現環境のバランスが良いためか、ピック率上昇を狙った調整に関しても慎重になっている事がわかります。
また、エクスペリメンタル時点で次期環境注目ヒーローとして上げたエコーに、本調整で突然の弱体化が入っています。
現在開催中のオーバーウォッチリーグ「JUNE JOUST」トーナメントでは、ヒーローBANの影響もありエコーが選出率トップ(現時点で使用率78.4%)のヒーローとなっています。一方でライバル・プレイ上位帯でのピック率は抜けて高いヒーローという訳ではない(マクリーの1/3、トレーサーの1/2程度)ためOWLのオフシーズン期間では見られなかった、リーグでの活躍を評価しての調整と言えます。
ライバル・プレイ上位帯の選出率については、エクスペリメンタルの実施から数日ということで大きな変化はなく、各ロールの上位ヒーロー2名はザリア/ラインハルト/マクリー/トレーサー/ルシオ/アナとなっています。
ただし、ラインハルト自体の選出率は低下傾向にあり、ウィンストンやシグマといった同じく大型バリア持ちのヒーローがピック率を伸ばしています(オリーサは相変わらず)。加えて、今回の調整でザリアが弱体化された事もあり、ハルザリ構成の一強の時代にいよいよ待ったがかかりそうです。
その他ヒーローに関しては、マクリーとザリアに弱体化前特有の若干の伸びが見られた他、前回のライブアップデートで弱体化を受けたバティストからアナへの本格的な鞍替えが進行、ダメージディーラー枠がハンゾー一択からジャンクラットとの2択に(既にジャンクラットが選出率優位)、などの変化が見られます。
中でも印象的なのは、ジャンクラットのピック率増加ではないでしょうか。
その理由として考えられるのは、ラインハルトとバティストの減少(破壊またはブロックできるヒーローの減少)によって“RIPタイヤ”の通しやすさが増した他、対ウィンストン状況における“コンカッション・マイン”のノックバクによる拒否性能の高さ(ハンゾーの“体術”と異なり味方も守れる)、“スティール・トラップ”設置による高機動ヒーローへの立ち回り制限など、緩やかながら変化する環境にうまくマッチした形といえます。
また、今回の調整も相性の悪いヒーロー(マクリー、ザリア、エコー)に直接的な弱体化が行われた事、ザリアの弱体化によりドラゴンサージ(“グラビトン・サージ”+“龍撃破”)パーツのハンゾーが更に減少する可能性がある事等々、プラスに作用する変化が多く前回紹介したエコー同様、今後注目のヒーローとなりそうです。
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Source:Overwatch
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コメント
コメント一覧 (3件)
どんな調整が入っても2までの仮初の調整なのでな
ピック率見て数値上げ下げしてるだけだし
もうヒーローでも追加されん限り、ずっとこんなしょっぱい調整しか入らんやろ
2の発売までにどっかで5v5にする気なんかな
酷い環境すぎてコメントのコの字すらないの笑う