本日2023年9月8日、Blizzard Entertainmentは『Overwatch 2(オーバーウォッチ 2 )』 のアップデートを実施。新規ゲームモード「ヒーロー・マスター」が実装されたほか、ヒーローのバランス調整などが行われた。
調整対象のヒーローは「オーバーウォッチ2:インベージョン」での強化を受け、環境で徐々に力を見せ始めていた旧バンカー構成の面々に加え、積み重なる強化によって生存能力が高くなっていたサポートヒーロー全般となっている。
ヒーローのアップデート
ジャンカー・クイーン(強化)
- “ギザギザブレード”
- 直撃ダメージを50から65に増加
今回ダメージが上昇しているのは、傷ダメージではなく直撃ダメージなので“アドレナリンラッシュ”の回復効率への影響はなし。しかし、“ギザギザブレード”はジャンカー・クイーンの貴重な遠距離攻撃なので、上昇量に反して嬉しいプレイヤーは多いはず。
オリーサ(弱体化)
- “フォーティファイ”
- クールダウンがアビリティの終了時ではなく開始時に始まるように変更
- クールダウンを12秒から16.5秒に延長
- 追加ライフのボーナスを125から100に減少
“フォーティファイ”のクールタイム開始タイミングが変更され、キャンセルがほぼ無意味になった。クールタイム自体は、前仕様のノーキャンセルと同等。ラマットラの“ネメシスフォーム”のように、「次の戦闘で使えるよう早めに解除しておくという」という技術介入要素がなくなってしまったのは少し残念。
追加ライフのボーナス量は、アーマー弱体化前後(75と125)の中間値にまで減少されている。
ザリア(強化)
- “バリア・ショット”
- ライフを200から225に増加
- クールダウンを10秒から8秒に短縮
- サイズを15%拡大
『OW1』から『OW2』への移行に伴い、“パーティクル・バリア”と“バリア・ショット”は同じストックを消費して発動するアビリティに変更された。しかし、パッシブ・アビリティ“エネルギー吸収”の効率を考慮した場合、能動的に戦線に飛び出しエネルギーを獲得できる“パーティクル・バリア”の使用頻度が圧倒的に高くなっていた。
今回バリアのサイズが拡大されたことで、動きをコントロールしにくい味方に付与した場合でもエネルギーを獲得できる可能性が上昇。また、バリアの耐久値増加やクールタイムの短縮によって、味方が常に耐久値を消費しきる程に撃たれる展開であれば、今まで以上のエネルギー効率にも期待できる。
アッシュ(強化)
- “ザ・ヴァイパー”
- リロード時間を0.25秒から0.2秒に短縮
リロード中でも射撃を行えるという優位性と引き換えに、全弾のリロード時間が最長クラスに設定されていた“ザ・ヴァイパー”。今回の調整目的は「空の状態からフルまでのリロードの負担を軽減する」と説明されている。
調整後、空の状態からフルまでのリロード時間は「初動0.5秒+0.2秒×12発=2.9秒」になり、旧仕様と比べ0.6秒もの短縮となる。
バスティオン(弱体化)
- “A-36タクティカル・グレネード”
- 直撃ダメージを30から15に減少
- “砲台モード”
- クリティカル・ヒットが発生しないようになる
“A-36タクティカル・グレネード”は、前回の調整で投射物のサイズが拡大されたため、高いダメージ出力は不要と判断しての変更。
“砲台モード”には、一応ヘッドショット判定が存在しており、その場合は驚異の1発1100ダメージを与えることが可能でした。以降は、最大で1発550ダメージになり、一部タンクヒーローの単発確定キルが不可能になった。
めったに発生しないシチュエーションではあるものの、今後バスティオンのパフォーマンスについては注視していくとの事。
メイ(強化)
- “凍結ブラスター”
- ダメージ量を毎秒65から70に増加
- メイン攻撃が当たってから動きを鈍らせる効果が切れるまでの時間を0.5秒から0.6秒に延長
- “ディープ・チル”(パッシブ:連続攻撃で速度低下)
- メイのクイック近接攻撃でもボーナス・ダメージが発生するように変更
ソフトCC関係のバランス調整が続いていたメイは、“凍結ブラスター”の火力低下の影響が大きく、パフォーマンス不足の状態が続いていた。
今回は、直接的な“凍結ブラスター”の火力向上だけでなく、パッシブ・アビリティ“ディープ・チル”の利便性も向上。爆発による追加ダメージを、サブ射撃だけでなく近接攻撃でも発生させられるようになった。
サポート全般(弱体化)
- ロール・パッシブ
- 自己回復発生までの時間を1.5秒から2秒に延長
この調整は「サポートヒーローたちは個別の改善により生存能力が上がって総合的にかなり強くなっていたため、ロール全体のパッシブの影響度を下げました」と説明。
依然としてシールド(3秒)よりも速いタイミングで回復できるものの、回復速度については1/2(15/秒と30/秒)。自己回復アビリティやサポート同士の相互ヒールが、より重要となりそうだ。
バティスト(弱体化)
- “リジェネ・バースト”
- 即座の回復量を50から40に減少
- 時間経過での回復を5秒で50から4秒で40に減少
“リジェネ・バースト”は、体力50%未満の味方に対して即時回復量(今回40に減少した項目)が2倍になる効果を持っている。開発コメントでは今回の弱体化について、そういった味方を対象に使用した場合の総合的な回復量がかなり高かったと評されている。
調整後“リジェネ・バースト”の最大回復量は、150から120にまで低下。自己回復用として使う場面も少なくないアビリティであったため、先述のロール・パッシブ弱体化と相まって自身の体力管理は間違いなく難しくなる。
キリコ(バランス調整)
- “鈴のご加護”
- 敵のヒーローには当たらないように変更
前回の調整で敵ヒーローに対するノックバックが削除され、敵に対して直接関与しなくなった“鈴のご加護”。それゆえに敵にヒットする性質の重要度が極めて低くなり、乱戦中の誤起動を防ぐ目的での調整となっている。
Source: Overwatch 2
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