Ubisoftの『Rainbow Six Siege(レインボーシックス シージ)』ではY7S2「オペレーション・ベクターグレア」がスタートしました。eスポーツ競技シーンでも「ステージ2」がスタートした中、ステージ1のチャンピオンチームDarkZeroから、Ecl9pse選手に話を聞かせていただきました。
DarkZero所属Ecl9pse選手にインタビュー
Tyler "Ecl9pse" McMullin選手は、シージeスポーツ競技シーンの最初期から今日に至るまで公式戦に出場し続けているベテランプレイヤーの一人で、現在は北米チームの1つDarkZeroに所属しています。
DarkZeroは北米リーグだけでなく、世界の舞台でもこれまで安定した成績を保っているチームです。5月に行なわれた世界大会シャーロットメジャーでも、他の地域の強豪やアメリカのライバルチームを倒し、見事ステージチャンピオンに輝きました。
今回は優勝時のDarkZeroの様子やステージ2の準備について、Ecl9pse選手から話を聞かせていただきました(※このインタビューはメジャー終了直後に行なわれたものです)。
EAA:シャーロットメジャー優勝おめでとうございます!大観衆の前でトロフィーを掲げた気分は?
Ecl9pse:ありがとう!トーナメントの最後にトロフィーを持ち上げた一人になれたのは、とても気持ち良かったけど、複雑な気分でした。優勝したまさにあの瞬間は、現実感がありませんでした。丸一週間ノンストップの競技が突然、自分たちがチャンピオンとなって終わりを迎えたのには、どこか不思議な感じがしたんです。言葉では言い表せないんですが、ほっとしたやら感激したやらがごちゃ混ぜで、単に一言で言うなら、他に比べられるものがない素晴らしい気分でした。
EAA:AstralisとのBO5は驚異的な接戦となりました。試合を振り返ってみて、やはり難しい戦いだったでしょうか。それとも事前に計画していた通りに運んだでしょうか。
Ecl9pse:全体としては、トーナメントには万全の準備ができていたと思っています。前回のインビテーショナルから続いていた私たちの弱みの1つは、「マッププールがチャンピオンシップレベルの競技に求められるところにまで至っていない」と感じていたことでした。今回は全マップのコツを掴むようにして、自分たちの得意マップだけを選ばないようにしつつ、他のチームには苦手であろうマップもピックできるようにしました。
Ecl9pse:各試合で言うと、Team Liquidとの試合が最も苦しめられました。立ち上がりからちっとも上手くいかず、精神的にくるものがありましたが、私たちは経験豊富なチームなので、第2、第3マップではやり遂げ、競り勝つことができました。決勝については十分に準備ができていると思っていました。同じ北米リージョンのAstralisが相手だったのも理由の1つですが、トーナメント全体を通して、彼らがどうプレイするか、十分な動画資料や研究を持っていたからです。どうすれば相手チームの隙をつけるか、どう準備すればいいのかが分かっていました。
EAA:短い休暇を挟んで、すぐにステージ2がスタートします。優勝したことで他のチームからは特に警戒対象になると思われますが、ステージ2に向けてパフォーマンスを現在の水準に保つため、どのようなところに集中していくのでしょうか。
Ecl9pse:次のステージでの私たちの計画は、他とはまったく違います。北米リーグでは時が経つにつれ競争の激しさが増す一方なので、向上するのに必要なのは、プレイのレベルを保つより、とにかく以前よりも強くなることです。トーナメントの結果をじっくり見て、何が良かったか、何が学べるか、より上手くなるのに何が必要かを見ていきます。
シージ競技シーン・ステージ2が進行中
日本時間6月14日からは、世界の4つの地域で競技シーン「ステージ2」が順次始まっています。DarkZeroが所属する北米リージョンでは、日本時間の深夜から午前にかけて行なわれた第1節が終了し、DarkZeroはbeastcoast相手に「テーマパーク」で7-2と、快勝でのスタートを決めました。
DarkZeroはこの好調を維持し、夏のシックスメジャーにも連続出場を果たせるでしょうか。
一方、日本チームが所属するAPAC Northリーグでも、6月15日よりステージ2が開幕します。
APACでは今ステージからAPACプレイオフが無くなり、南北それぞれ上位2チームが自動的にメジャーへ出場するルールとなりました。これにより、通常のリーグ戦における一試合ごとの重要性が、以前よりも増したことになります。日本からはCYCLOPS athlete gaming、FAV gaming、FNATIC、REJECTの4チームが出場中の、今ステージのAPACもお見逃しなく。
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