『プロジェクトF』をけんきが語る「未完成なままで出した理由」「ローンチは失敗」「開発費X億円」「完成度30％」「儲けるつもりはない」

開発資金は回収できるのか？！

EAA!!：約1億円とだいぶコストがかかっていますが、正式リリース後のマネタイズはどう考えていますか？

けんき：僕が稼ぐ場所はここではないので、ぶっちゃけ（回収できようができまいが）どっちでもいいんです。成功したYouTuberたちはすごく高い車や高い家買いますが、彼らはランボルギーニ買って「回収しよう」とは思っていない。

僕は高い車も家も別に欲しいとか思わないので、そのお金でゲームを作ろうと。『プロジェクトF』はメンテナンスできるお金があればいいかなと。

自分の実力でインディーゲームを出して、お金が儲かるとは思っていません。...正直、冷静に考えるとどうなんでしょう。インディーゲームで回収できるのかな。

EAA!!：何かストリーマの専用アイテムや企画など、アイデア次第では結構いけると思いますけどね。

けんき：面白かったらやりたいとは思います。ただ、現状の開発力とゲームのクオリティーではちょっときついかなと思っています。今はサービスを続けられるようにだけ頑張ろうと思っています。

EAA!!：開発中の苦労話やうれしかったことをお聞かせください。

けんき：苦労したのはやっぱりマップの自動生成のシステムですね。開発費のほとんどがそこに消えていった感じはしますね。

うれしかったことも自動生成マップです。すごくうれしかったです。あの感じがまとまったのは、実はリリースの3カ月くらい前なんです。直前になんとかまとまりました。それまでは「大丈夫かな...」みたいな感じだったんですけど、いざ出来たら割りとおもろいなと。

FPSゲームはマップの出来方がかなり重要じゃないですか。そんなな中でも、僕的には今出来ているもの自体は結構楽しいなと。撃ち合いが楽しくできているし、戦術的にも戦えます。ちょっとまだレパートリーが少ないので飽きやすい点はありますが。

『プロジェクトF モバイル』登場？

EAA!!：ちなみに、スマーフォンで遊べるようにとかは考えては...？

けんき：やりたいですね。

EAA!!：え、本当ですか？！

けんき：僕の目標としているインディーFPSゲームに『Combat Master（コンバットマスター）』というゲームがあります。スマホとPCのクロスプラットフォームというとんでもないゲームで、そのおかげでプレイ人口が常に多いんです。

プロモーションもされていないのに3～4,000人くらいずっとプレイしていて、インディーだけどちゃんと成立している。そんなふうになったらうれしいなと。まあスマホ化がいつできるのか、そもそもできるのかも分かりませんが。