EAが語るFPSの未来：『Apex』と『BF2042』責任者対談 - BF2042公開の感想、過去作マップ復活、 Apex開発秘話など

『Apex』Vince氏、FPSを作る秘訣

• Vince：素晴らしいチームを持つこと。
• Chad：人は誰しも才能のカケラを持っているので、あとは皆さんの情熱を引き出せるチームを作ることだと思っている。正しいところに正しい人を配置して、アイデアを自由に発言できる環境が大事。

『Apex』で、タイタン以外に諦めたり削除した要素はある？

• Chad：たくさんある。新作では戦闘ペースを落として予測可能な戦場を作りたかったので、ウォールランやジャンプパックは削った。例えば敵が角を曲がったのを目撃して、それを追いかけたらちゃんと角の向こうに敵がいる状態を作りたかったが、ウォールランやジャンプパックがあると行動の自由度が高すぎる。
  • タイタンを実装しなかったのはバランスの問題で、実装するならば中途半端ではなく、圧倒的に強力な存在でなくてはならないが、バトルロワイヤルゲームだとバランスのとりようがない。
  • 開発中に変更した要素も多く、例えば最初期の試合開始はスカイダイブではなく降下ポッドで直接スポーンする方式だった。ダイビングを試したら戦略的な駆け引きができて楽しかったので、降下ポッドを削除した。

『バトルフィールド』シリーズで、実装を諦めたり削除した要素は？

• Chris：なるべくアイデアに「No」と返さないように、どんなバカげたアイデアでも一応試してみることには気をつかっている。例えば「ゲームに竜巻をいれてみようぜ！」といったアイデアや、破壊表現もそうだった。
  • 『Battlefield: Bad Company（バトルフィールド バッド カンパニー）』では全く必要がないし、実装がとても難しいのに「発想がクール」という理由だけで破壊表現を導入した。
  • 頑張って実装して「やっぱりダメだったし切るか」という判断になったとき、ちゃんと非情になって自分たちの努力の結晶を切るのが一番難しい。
• Oskar：「バトルフィールド タブレットコマンダー（2013年の関連記事）」は個人的にいつか再実装したい。アンドロイドやiOSタブレットから『BF4』のサーバーに指揮官として参加できるアプリで、VOIP機能も完備だった。ちょうど第一子が産まれてPCやゲーム機に触れれず、赤ん坊を抱いてあやしながらタブレットを操作するのが精一杯だったので思い入れが深い。でも再実装の目処が全く立たないので最近では若干ストレスにすらなっている。

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